昼間のアキのオフィスは明るくて

外から丸見え

座る場所はいくつもあるのに

私達はぴったりくっついてソファに座った


「誰かきたらやばい、不自然」


アキはそう言いながら笑って

こっそり私と手を繋いでた


「私はいいよ、見られても」


アキの肩にあごを乗せて

頬にキスした


アキはあきれながら笑って

唇にキスした


アキの手が冷たかったから

スカートを少しめくってアキを見た


「手、入れろってこと?」


アキの冷たい手が太ももに触れる


「うわ、温か」


その手を太ももでぎゅっと挟む


「温かい?」

「うん、、、やばい」


こうやって

アキをドキドキさせるのが昔からすき


誰かきたらどうしよう

アキの中で不安と性欲が葛藤してる

少しずつエッチな気持ちにさせていく


「るあ時間ないんだよな

    でも俺もう、、、」


アキはとても硬くて

抑えられない


アキは立ち上がってオフィスの鍵を閉めた

オフィスの裏口からすぐの車庫へ導かれて

アキは私を車の後部座席に乗せ

勢いよく私を抱いた


見た目はクールで大人しいアキが

どんどん私に興奮して乱れていく

なんて可愛いんだろう

私の体をむさぼるアキの頭を撫でながら

腰をうねらせる


昼間の狭い車内

カーセックスなんて久々

まさかアキとこんなとこでするなんてね


シュチュエーションと

アキの興奮した姿に

私も興奮する

私に夢中なアキが可愛くて仕方ない

直也より興奮して

溢れて止まらない


ああ、今朝直也ともセックスした

今日はアキの方が気持ちいい

ごめんね、直也


何度もキスした

気持ちよかった

アキの全部可愛かった


アキにチョコレートも渡せたし

夜は元カレ込の飲み会だから


「楽しかった、ありがと!またね♡」


アキのオフィスの入口で

ちゅってキスしてサラッと帰る


「おいおい、笑」


社長は気にすることが多くて大変ね

誰か見てたらおもしろいのにな


直也もアキも

私を求めてくれて

愛でてくれて

ありがと♡


2人とも大好きよ












直也は新事業を立ち上げるようで

最近更に多忙なのに

私が連絡すると

なんとか予定合わせて来てくれる


可愛い


「今日も時間ない、でもるあに会いたかった」


うれしい、ありがとう


ものすごく感じてる直也を眺めて

髪を撫でて

吐息混じりの喘ぎ声を聞くのがすき


「だめだよるあ、逝っちゃう」


直也は感じやすくて可愛い

私の中でどんどん硬くなって

射精してる時の直也の顔が

たまらなく好き


直也が帰ったあとはいつも

ひとりベッドでまったりしてる

ほんとメンデリ呼んだみたい

来てくれてありがとっておもう


直也のこと好きなあの子も

直也目当てでジムに通ってる子達も

奥さんも


こんなふうにしてくれる

直也が欲しいとおもう


でも直也は誰でもいい男じゃない

色んな条件が揃わないと女を抱かない


「るあじゃないと嫌だよ」


ありがと、直也


バレンタインに渡せなかったチョコレート

渡せてよかった


でも不思議なの


直也のあんなに気持ちよかったのに

最近前ほどじゃない気がするの


ゆっくり落ち着いて

時間かけてやれなくなってるせいかな?


なんとなく考えてる時に

ラインが入った


「今日仕事?」


アキだ


チョコレート渡しに行かなきゃで

アキの会社まで行くことになった














先日のトイレでちゅー事件

なんかモヤモヤするから

落ち着いて整理してみようとおもう


居酒屋のトイレ待ちで

女の人に抱きつかれてちゅーされた

これをマサキは


「向こうが勝手にした
 
    されたのは自分だから悪くない」


と言った


「その女の彼氏にも俺めっちゃ怒られたし。

    俺はされた方なんで

    おたくの彼女さんどうにかした方が

    よくないですか?って言うといたわ

    あの居酒屋よくあるんだよね」





風紀乱れた居酒屋だな。





マサキはされたされた言うけど

何もないのにハグチューされることなんて

普通はないと思う

マサキもチラチラ見てたり笑いかけたり

何かしらアクションしてたから

女の子は動いたんだと思う


あの人、そうゆうところがダメ

わざとじゃないって言いながら

女の子が勘違いするようなこと

無意識にやってるんだから


「お前可愛いな(or綺麗だな)」を連発

そして頭ポンポン

肩を抱き寄せる

おっぱい触る←

じっと見つめる(至近距離)

笑いかける

ハグチューを拒まない


↑いや、これ遊び人マニュアルじゃねーか


ほんと本気でなんて相手にできない


私が同じことされたら嫌だって言ってたな

自分は良くて私はダメ

自己中だな、うざ


なんなの?

酔っ払った人達は

何やってもオッケーなんですか?


知らない人と急にちゅーしても

「酔っ払ってたからぁ〜♡」

で許されるのが当たり前なんですか?

もしそうなら酔っ払い最強じゃん


酔っ払って甘い言葉で恋心をくすぐっといて

都合いいとこだけ記憶なくして

人の純真振り回しても

酔ってたんだし仕方ないね

で、全部なかったことにされる

それが普通なんですか?


あー

酔っ払い最低

覚えてるくせに覚えてないってゆうやつ最低

マサキ最低


マサキとはシングル同士だし

ごはん食べたりするのにちょうどいいんだよな

一緒にいると楽しいし誘いやすいしな


でもなんか最近よくイライラさせられるし

もー絡みたくない

そうゆう相手他にほしいー


マサキうざいから

当分忘れよう











マサキに「付き合おう」宣言されてから

ずっと胸がいっぱい

何をしてても笑顔になれたり

人にやさしくできたり

仕事の効率もいい


恋をすると

彼氏ができると

こんなふうになるのかと

恋の偉大さを痛感していた


反面

「付き合うってなんだ?」

とゆう疑問も頭を回る


マサキは「基本」や「当たり前」が

人とだいぶんズレてるから

「付き合う」の定義を

ちゃんと確認しとかないと

無駄な争いが起きそうだなと考えたり


でもシンプルに

人を好きになっていい

相手も自分を特別にしてくれるとゆう

安心感に浸った時

今までにない幸福感に包まれた


夜、マサキからライン

「昨日はありがと」

「ううん、いいよ。覚えてるの?」

「全く覚えてないです」






「でた、さいてー。」





覚えててね、ってゆったのに

全く覚えてないんかい


付き合うって言われた経緯を

説明するのもバカバカしくて

あーもーコイツまじクズってなった


「付き合うが酔った勢いならナシだね

    嬉しかったのになぁ、残念」


マサキがラインで困ってる


「でも俺るあのこと好きよ♡」


でも付き合わないでしょ?


てゆうか

なんかパッと目が覚めた気がした


マサキと付き合ったら

他の彼氏と遊ぶのに罪悪感が出る

見つかったら修羅場になる

コソコソするの面倒くさい

別れ話しないと後々モメそうな人もいる


いや、めんどくさい

自由じゃなくなるし

付き合うの撤回ならそれでもいい


結局私は楽で刺激的で

自分がなるべく傷つかない道を選ぶ


「マサキの彼女体験版」の消滅期間は

たった24時間でした


短い間だったけど

幸せだったな
















「ちょっとるあ〇〇まで来て〜」


って、いつものお迎えパターン

いつもなら行かないけど


「俺今めっちゃ困ってる!助けて」


って何回も電話してくるから

暇だし行ってみた


マサキは知らない男女と飲んでた

少しだけ愛想をして

マサキを乗せて帰った


「俺あの女の人にめっちゃちゅーされたー」


車に乗ってすぐ開口一番がコレ

呆れる


「他の女とちゅーした人気持ち悪い、やだ」


私に絡みたがるマサキの体を

全力で拒否する


「えー、俺された方やけ悪くねーじゃん」

「満更でもない感じ出してるからそうなるの

    もぉーー触らないで」


嫌だ、という気持ち

嫉妬

も、あるけど

今までみたく深く傷つかない


「俺るあが一番いい。

    るあは俺でいいとおもう」

「私の他に女何人いるの?」

「65人。笑」

「私が一番でも他に65人女がいる人はいらない。

    私、普通に人を好きになりたいから。

    それかマサキを一番にして

    マサキと同じように何人も彼氏作るかだね」

「は?それ違くね?おれそうゆうのキライ」


違くねーわ

言ってることおかしい

酔っ払いバカ


マサキの家の駐車場について

「俺お前きらい」

っていいながら手を握ってた

「うん、わかったよ」

って言いながら私も握ってた


「るあきらい、きらーい」

「うん」

マサキが抱きしめてキスする


「俺るあのこと好き」

「・・・ほんと?」

マサキが更にぎゅうっと抱きしめる

「お前は俺と一緒にいればいい」


いつもなら私

これ以上何も聞かなかった

でも、もう曖昧な関係は疲れる


「それって、付き合うってこと?」

「うん、付き合おう」


マサキが、付き合うって、言った


「俺るあが好き。お前といると楽」


付き合うってどうゆう意味かわかってんの?

まぁきっと

今までと何も変わらないと思うけど


何度も抱きしめて

長いキスをして


「お前めんどくせーけど、好き!」


って優しい目して私を見てる


「明日になっても覚えててよ?」

「うん」


付き合うってなんだろう

何も変わらない気がするけど

とにかく今日、から?


マサキと「付き合う」ことになったから

たぶんマサキは

私の彼氏です











直也のジムはいつも予約いっぱい

私も仕事が忙しくて

会えるタイミングが当分合わなかった


たまたま今日休みが取れたから

直也に連絡したら

慌ててうちまで来た


「時間ない!でもるあに会いたい!」


久々に会った直也は

「ずっと会いたかったよ」

と私を抱きしめていっぱいキスした


仕事の合間、30分

抱き合う時間なんてほんと一瞬なのに

来てくれるのすごいっておもう


大きな体に包まれて

すきだよ、ってキスしてくれて

強く抱きしめてくれて


カラカラだった私の心は

直也のおかげで満たされた


「次のお客さん来ちゃう!やばい!」

って、慌てて靴を履いてるのに

ちゃんとバイバイのキスしてくれる


「るあ、誘ってくれてありがとう」


直也は今日も相変わらずのイケメンで

かわいくて大好きだった


会えてよかった

楽しかったよ


忙しい中きてくれてありがと

抱きしめてくれてありがとう











奏多くんが転勤になった

私が会社を離れてる間に


奏多くんは仕事できる人だから

昇進のタイミングで

いつかいなくなる気がしてた


私が会社に戻ったのは

奏多くんが転勤してすぐの頃


人も入れ替わって

会社の雰囲気も変わってた


奏多くんは会社のムードメーカーで

彼がいると賑やかだった

でも今はどこを探しても

奏多くんはいない


上司に叱られる下ネタも

自虐ネタも

ここぞと言う時助けてくれたことも

「大丈夫ですか?」

って心配してくれたことも

「俺がいるから大丈夫ですよ!」

って励ましてくれたことも


当たり前に寄り添ってくれた彼は

もうどこにもいない


いなくなってわかること

奏多くんは

私の心の支えだった

何でも受け入れてくれる

親友みたいな人だった

14才も年上の私を

可愛いって言ってくれて

周りにも公言してた

「俺のるあ♡」

って嬉しそうに後輩に言い回ってたな


いなくなってわかる

私は奏多くんのおかげで

会社でも女でいられた

楽しかったし

幸せだった


好きになってもらえるのって

すごく幸せなこと

奏多くんのおかげで

楽しい世界をいっぱい知れた


他の男とはちがう

ピュアな愛情をくれて

本当にありがとう


今、奏多くんがいない会社は

普通すぎてつまらないよ


いなくなってわかる

奏多くんのこと好きだったな


奏多くんとまた

居酒屋ハシゴしてカラオケいって

夜更かしデートしたいな

奏多くんと過ごす時間は

私すごく笑ってて

元気もらえて

すごく楽しかったよ


簡単に帰って来れる距離じゃないから

とーぶん無理だろうし

奏多くんにはもう

違う世界があるから

望んでも叶わない気がする


一期一会

出会いって大事

その出会いにも

期限があるから

今大事だと思う人と

楽しい時間を過ごすこと

大切にしたい


「そっち帰ったらごはん行きましょ!」


楽しみに待ってる

仕事がんばってね











健太は

私が会いたいと言ったら

無理をしてでも会おうとしてくれる

師走の忙しい時期なのに

仕事を無理やり切り上げて

家族に嘘をついて

私の元へ来てくれる


愛してくれてる

って感じる


健太に抱かれると

安心する

他の男達には感じない安堵感


他の男がクズすぎて

振り回されて疲れたら

健太に甘えてリセットしようとする


急にエッチしたくなったら

健太に連絡する


健太は私にとって

都合のいい男なんだと思う

あんなに大事にしてくれてるのに

申し訳ないけど…


めちゃくちゃ会いたい訳じゃない

待ち合わせに向かう時も

待ってる時も

ドキドキしない


健太も普通にイケメン

モテると思う


他の男と何が違うのか


私のことを追ってる

私を大事にしてくれてる

私はそれに安心しきってる

だからドキドキしない

そう思う


私の思考は

どんなふうに壊れてるんだろう

どこを直せば

正しい幸せを「幸せ」と感じるのか


正しい愛され方に

心が動かないなんて

病気なんじゃないの?


ずるくていい加減なダメ男に

くるくる思考を振り回されて

心を乱されて

ほんとめんどくさいのに


それでも私は

ダメ男に惹かれるバカな女


あーもーめんどくさい


めんどくさいの波がきた

もうみんな知らない

絡まない

一人で楽しいことしよう


あたらしい出会いがほしい











マサキは離婚したけど

元嫁とは会ってる


クリスマスや年末年始

イベント事には

子供達と一緒にマサキの実家へ来る

そして今まで通り過ごす


子供達にとっては

どんな形であれ

そんな関係の方がいいのはわかるけど


離婚したのにあつかましいな

、と思うのは

私だけなんだろうか

ただの嫉妬だろうか


離婚して別々に暮らしてるだけで

楽しいとこ、いいとこ取りってゆうか

周りには「元旦那」とは言わず

「この前パパがねー」って話してるの聞いた


イラッとする

愛されてなくて可哀想だけど

元嫁として今も一緒に過ごしてることに

腹が立つ


夫婦が離婚する形は

人それぞれで自由だけど

…おかしくない?


マサキがしょっちゅううちに来てることも

お互いの家に泊まることも

マサキと体の関係があることも

全部バレちゃえばいいのにって

今日初めておもった


久々に嫉妬した

めんどくさい


元嫁はマサキが建てた家に今も住んでる

うちの近所だからよく見かける

もう早く男作って再婚して

出てってくれないかなと思う


マサキの気持ちが元嫁にないこと

わかってても嫉妬するのは

子供達の親が

マサキと元嫁だということが

ずっと変わらない事実だから


マサキの子供を産んだのは

元嫁しかいない

それがくやしい


こんなこと考えるなんて

めずらしい


こんな感情バカバカしいから

ここに書いて消してしまおうと思った


今日もマサキは私の手料理を食べて

帰り際に私を抱きしめて何度もキスした


私の方が女としては幸せなはず

嫉妬めんどくさい

感情乱したくない


しんどい










今年もクリスマスがくるなー

あちこちでクリスマスソングが流れてる


マサキを愛してた日々を

思い出す


寒空の下

コートの上からマフラーを巻いて

マサキが来るのを待ってた


手をつないで

抱き合って

キスして

愛し合った

本気で愛してくれた


私の髪を撫でるマサキの手も

抱いてくれる腕も

すきと囁く声も

全部本気で愛してた


「自分の人生の中で

    不倫とよばれる不条理は

    完全な純愛だった」


それはマサキが言った

仮面夫婦だった頃のマサキの気持ち


「家でおはようって言うのは違くて

    その日お前にラインで言ったおはようが

    俺の本当のおはよう」


不倫してた頃を思い出しながら

マサキがつぶやく


愛してたよマサキ

今も好きよマサキ


私ほんとうは

あなたと一緒に生きて行きたいのかもしれない


辛い時

嬉しい時

ぼーっとしてる時

頭に浮かぶのはマサキなんだ

それって好きってことかなって

最近おもう


「でも俺、るあのこと想うよ」


酔った時

マサキはいつもこう言う


じゃあ

マサキも私のこと好きなんじゃん?




マサキは

もう結婚はしないって言ってた

私も結婚はしたいと思っていない


だけど

一緒にいたいんだよ

マサキに傍にいてほしい


私もマサキも

いつ死ぬかわからないし

自分の気持ちに正直に生きたい


そう言ったら

断られるだろーな


マサキは怖がりだから

始まることを選ばない


「大事」と認識したものを

失わない為に

始めない


私も同じなんだよな

でももう

ぬるい関係

そろそろ飽きてきた