出会い系男子∞るあ恋。 -17ページ目
彼のことを考えると
胸がきゅっとなる
幸福感と甘い恋の味
このまま
この温かくて大きな波に
のまれたくなった
彼の愛情の波を漂う私は
幸せだった
でも
間もなく私を襲う
大きな不安
怖い
彼を好きになった私は
自分を見失う
ペースが乱れる
彼の一言一句
行動の全てが気になって
いらない妄想が膨らんで
疑心暗鬼
嫉妬
不安ばかりが増えていく
自信がなくなっていく
彼のことばかり考え始める
1番きらいな私
1番戻りたくなかった私
人を本気で好きになると
背中合わせで生まれる弱い自分
いやだ
いやだ
もう、いやだ、、、
この苦しみはもぅいらない
いらない
やっぱり私は
人を好きになりたくない
本気になると苦しみが増えるから
元に戻したい
なかったことにしたい
私は追われる女がいい
追うようになるなんて
地獄だ
彼に惹かれる理由がわからない
見た目重視の私が選ばない
フツメン、身長低め
なのに、なぜかときめく
彼の声
彼の言葉
彼の目
彼の視線
彼に抱かれた時の感触
子宮に響いて
胸が熱くて
身体中がしびれる
彼の過去に嫉妬する
彼と会った帰り道は
寂しい
なんで?
でも
わからないけどわかる
理屈じゃない気がする
私の本能が
彼を求めてる
「すきだよ」
囁かれて
幸福に包まれる
なにこれ
閉じ込めたはずの私が
急に目を覚まして
彼を求めて暴れ出す
怖いからやめろと
押さえつける自分もいる
私、また、、、
恋をしても
いいんだろうか
マサキとの関係を切ってから
もう何年も経った気がするのに
たった1年前だったことに驚いた
会える唯一の口実だった
マサキに借りてた本
マサキの大切なものだったけど
捨てた
マサキを捨てたみたいで
気持ちよかった
他の誰かに抱かれていても
ずっと心の隅にいたマサキ
出会う男と比べてしまうのが
いつも悔しかった
マサキと決別してから
本気で人を好きになることをやめた
そう決めてから
私の恋愛のスタンスは
イケメンとのただの快楽になった
一年前に封印した
本気で人を愛する自分
その子はずっと
私の中で黙ったまま倒れてる
泣き疲れて
感情が涙で全部流れて
空っぽになったから
もう動けないんだ
男なんかもう信じない
信じてないから
裏切られることもない
無駄な痛みはもういらない
そう思って
色んな男を遊んで
体を重ねてきたけど
一時の快楽は
帰り道、虚しさに変わる
つまらない
疲れる
きっと私はもう
誰も好きになれない
結婚したいと思うなんて
有り得ない
そう思っていたけど、、、
見つめ合うと
言葉を交わすと
胸がじんわり熱くなる
倒れていた空っぽの私が
ゆっくりと顔をあげる
そんな人が
1人だけいる
25才洋介は
いまだに私と会いたがる
不思議だな
なんで15才も年上の女がいいのか
誘われてその場しのぎで断るのも
限界がきたから
捨てるつもりで
思い切って言ってみた
「洋介は色んなことやってみたい
好奇心旺盛な時期
私はとっくにそこは通り過ぎて
今は緻密なセックスや
レディーファーストができる人がいいの
お互いのニーズに合わないと思うから
私は洋介の期待に応えられないし
もう会うのやめよう?」
速攻で返事がきた
「え、いやだ、、、
俺るあのこと本気で好きなんよ
俺のこと捨てんとって、お願い」
びっくりした
本気ってどんくらい?
でも、25才の勢いだけの青い愛撫や
行き届かないエスコートに
実際飽き飽きしていたし
もぅ会いたいと思わなくなっていたのも本当
しばらく放置していたら
ラインが入った
「るあに似合うような男になるから!」
あら?
「本当?」
の返事の既読が超早かった
「本当!絶対なるから!見届けて!!」
おお、やる気満々
「セックスでも、デートでも
大人の女を楽しませられるようになったら
会う」
それだけ言って
あとのラインは既読スルーした
洋介は育つかな?
イケメンだけど中身が子供
どれだけ成長してくれるのか
楽しみだな
優羽ちゃんと初デートの話
あれからずいぶん時間が経って
気持ちも落ち着いて
お互いの関係も落ち着いたから
続きを書こうとおもう
あの日、あの後
結局ホテルへ行き体を重ねた
その間、特別な感情はなかった
車の中で感じた胸の熱も
少し落ち着いてきて
いつものように
男の体を堪能し、愛だれる
それだけだった
脱がした彼の体は
鍛え上げられて素敵だった
彼が行きそうになって
「どこに出す?」
と聞かれた
私は咄嗟に
「おなか、、、」
と小さく呟いた
しかし
彼が果てたのは
「私の中」だった
ホテルで2人きりになって
見つめあって笑う
キスしてスイッチが入ったら
健太は愛を注ぎまくる
口にも、態度にも出さない
健太の愛情は
この瞬間
一気に私に注ぎ込まれる
普段は見せない甘い目をして
ゆっくり笑って私を見つめる
長い長いキスの後
身体中にキスをして
愛しそうに、私の体を愛でる
「めっちゃ美味しい」
って言って
ずっと身体中を舐めてる
繋がった瞬間
「あぁ、、、きもちい、、」
と、健太が耐えるように吐息をもらす
その顔を見るのが
すごく好き
セックスしてたらわかる
健太の性格
感情表現がヘタで
人に気持ちが伝わりにくいけど
好きじゃないと
こんな愛撫はしない
こんなキスはしない
こんな目はしない
私とは会わない
ホテル代も払わない
健太は
私のことが好きだとおもう
健太の愛情表現の全ては
全力のセックスと
毎日欠かさず繰り返すラインと
私と会う時間を作ってくれること
既婚男性がこれだけしてくれたら
もう「良し」じゃない?
だからピロートークなくても
愛の言葉を囁かなくても
放置状態でも
「ま、いっか」ってなる
1人でお風呂を満喫して
出てきて健太の横に座り
水を飲みながら
健太の肩に頭をコツンと乗せる
健太は私の頭にゆっくり頭を添える
健太のアフターフォローは
これが精一杯でしょ?笑
つまらない
物足りない
でもね
最後だけは
ぎゅーーーー、って
私を抱きしめて離さない
離したらキスする
そして、笑う
その瞬間だけ、満たされてる
だからまだ
あなたの傍にいてもいいかなと
おもってる
本当はもっと欲しいから
いつまでガマンするか
わかんないけどね
健太は感情が見えない人
好きって言わない人
ラインでは呼び捨てにするけど
リアルでは1度も呼んだことない
セックスする時以外は
ベタベタ触ってこないし絡まない
正直、物足りない
不倫してる男から
本気の愛情をもらおうなんて
もう望まないけど
それにしても足りない
刺激が、足りない
だから火がついた
このつまらないただのイケメン
私に狂わせたい
お盆休みの徹底した放置の効果は
彼の盆明け出勤日から現れて
「会える日教えて」
の押しが強い
それでも、忙しいと断る
仕事、子供、友達との約束
自分のことが優先
「めっちゃ会いたいから残念だけど
ほんまムリ、ごめん」
「めっちゃ会いたいのに会えんとか
ほんま萎えたわ、、、
俺だっていつでも会える訳じゃないのに」
そう言われても動じない
こうやって彼の願いを叶えないことで
感情が見えてきた
「会いたい」って、言わせた
「俺で感じて濡れてくれたら嬉しい
他で濡らしてたら許さんけどな」
思い通りにならない女には
嫉妬や独占欲も出てくる
ラインではそんな感情を出すのに
実際会うと塩な健太
ずっと煙草を吸いながらDVD見て
私が寄り添っても抱擁しない
つまらない人
健太は既婚者
先はないし、遊びなのもわかってる
遊びでいい
私も遊びだから
でも、会ってるその時間だけは
全力で私を愛して満たしてほしい
正直、彼のイケメン具合も飽きてきた
そこがボツになったら
彼に何が残るのか

