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しょうか」

 ウルティナの周りには無数の小さな魔方陣が浮かび上がるのであった。

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「こちらにございます」

 仮面の男はラファティ達を案内すると、そのまま闇に消えて行った。ラファティ達の前には立派な扉があり、ラファティはその扉をノックすると中に入ったのだ。

「失礼する」
「お待ちしておりました」

 中にはお腹の肥えた中年の男がいた。記録にある似顔絵とよく似ている男でらう。まず屋敷の主であるランブレスで間違いないだろうと、ラファティはあたりをつける。

「ランブレス殿で間違いないか?」
「左様にございます」
「では単刀直入に聞こう。要件とは何か?」

 ラファティは素早く本題に入った。余計な手間をかけたくなかったからだ。ランブレスは表情を変えずに淡々と語った。

「我が娘の事で相談に乗っていただきたいのです」
「待て。ではこの一連の騒ぎ、また外界の者が帰ってこぬのは貴様の娘の仕業と申すか?」
「はい」シャネル バッグ コピー

 ラファティはもちろんそうだと睨んでいたのだが、あえて聞いておいた。ランブレスがどの程度真実を話すか知りたかったからだ。ランブレスは即答したが、ゆえにその真意は読み取れなかった。あまりに無感情に聞こえたからだ。もっとも既に実態を持たぬはずのランブレスであり、現にその姿も透けていた。霊に感情があるとはラファティは思っていない。高度な零体となればまた別らしいが。
 ラファティは質問を続ける。

「事情を話せ」
「事の発端は娘が生まれた時にさかのぼります。娘は生まれた時から既に長い黒髪を持っておりました。その髪はあまりに漆黒で、美しいと周囲には言われたものの、私自身は不安に駆られたのを覚えています。当時黒は不吉を象徴する色として、世の中に認識されていましたから。
 そして娘が生まれてしばらくして、私の妻が娘に乳をやるのを嫌がりました。私が理由を聞くと、時に髪の中から除くその瞳が尋常ではない色を発しているというのです。私は笑って『母親が子供におびえるとは何事か』と言いましたが、内心では不安に思っていました。結局娘には乳母をつけたのですが、誰もかれも短期間で辞めていきました。理由は、私の妻と同じでした。
 その後娘は成長しましたが、言葉を一切発することがありませんでした。最初は知恵遅れかと思ったのですが、文章はこの上なく堪能でした。4歳になる頃には大人と変わらぬ書き言葉を使っていたと覚えています。変わった子だと思っていたのですが、その時はその程度でした。ですが、決定的に私の娘がおかしいと思ったのはそれから間もなくの事です。
 娘の部屋から侍女の悲鳴が聞こえました。事情を聴くと、娘は自分が飼っていた猫をずたずたに引き裂いた上、侍女に見せたというのです。それも、最高の笑顔で。もっとも笑顔と言っても、娘の髪は長く一度も切らなかったため、その表情はかすかに見える口元意外に知れることはありませんでした。髪を切ろうとすると娘は異常なまでに嫌がり、癇癪を起してそこらじゅうの物を投げつけてきました。だから恥ずかしい話、我々親とて娘の顔をはっきりとはいたことがないのです。ましてや娘が笑うなど、私は生まれてこの方初めて見たと記憶しています。赤ん坊のころから、にこりともしない子でしたからね。
ともあれ私が娘の様子を見に行くと、同じように娘は私に猫の死体を差し出してきました。死体は無数の釘が打ちこんであり、四肢は切断されていました。ですが何より驚いたのは、そこまでされながら猫にはかすかに息があったことです。ここまでぼろぼろにしておいてどうして生きていられるのかと、私は


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