屋に行きたい、とは…」
滝崎
「あはは…えぇ、いつも防空戦闘で活躍してもらっているのに、お礼ひとつとして無い…と言うのもね」
小園
「なるほど……ところで、そこに居られるレナータ大尉は何故こちらに?」
滝崎の背後からひょっこりと姿を現したレナータを見ながら小園中佐が訊いた。
滝崎
「……ただ、付いて来ただけです」 エーグル 長靴
レナータ
「もう、マサロウが1人で行くからって、付いて来たのに」
小園
「はっはっは、モテていますな」
滝崎
「あ…とりあえず、行きましょう」
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ご意見ご感想をお待ちしております。まあ、一部読者には憲兵隊をボコった人が解ったようですが……まあ、どうぞ。
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172 騒動の後始末
11月27日 横須賀鎮守府内
松島宮
「昨夜は大変だったそうだな」 レインショートブーツ
滝崎
「ん……あぁ、喧嘩騒動の事ね。もう噂になってる?」
鎮守府の建物の廊下を歩きながら昨夜の話題を振った松島宮とそれに応える滝崎。
松島宮
「噂どころではないぞ。豊鶴のパイロット2名に耀鶴のパイロット16名が喧嘩を仕掛け、更に騒動を聞き付けて駆け付けた憲兵12名を全滅させた……と詳細が伝わる程の話題になっているぞ」
滝崎
「うわ…一寸たりとも間違ってない……じゃあ、どう収束したかも知ってる?」
松島宮
「当たり前だ。志賀大尉と小園中佐の一喝で止まり、さっそく店内の片付けを命じられ、更に騒動をおこした張本人達は全員営倉にぶち込まれた……とな」
滝崎
「あはは…情報早いね」
松島宮
「駆け付けた憲兵隊が全滅したからな。まあ、その憲兵隊を全滅させたのは豊鶴のパイロット達だったそうだがな」
よくご存知で…と言いたくなるくらいの詳しさだった。
滝崎
「それだけ解ってるなら、今から行きたい所の見当はつくよね?」
松島宮
「…やっぱりか……まあ、今度行く時に誘ってもらえるなら、考えてもいいがな」
滝崎
「うん…難しい相談だけど……頑張ってみる」
松島宮
「そうか…まあ、なら、いいだろう」
暫くして……第二機動艦隊臨時司令部
角田
「あっはっはっは、それで気になって聞きに来た訳だな」
滝崎
「あはは…はい」 http://www.mulberryemperorjp.info/ ティファニー ピアス
既に処分は決まっているだろうと考え、第二機動艦隊の臨時司令部のある会議室にやって来た滝崎は直ぐに角田長官に見付かり、理由を悟られた。
角田
「昨日の話を知っている者なら誰でも解るだろうな。それに顔に書いてある」
滝崎
「……書いてある?」
松島宮
「あぁ、ハッキリと顔から出てるぞ」
滝崎
「あはは……」
もう苦笑ぐらいしか出るものはなかった。
角田
「さて、喧嘩騒動をおこしたパイロット達の処分だが、志賀大尉が皆と相談した結果、とりあえず元気が有り余っていると言う事で、訓練時間の倍増となった」
松島宮
「……軽い印象しか沸きませんが…」
滝崎
「訓練内容によると思うよ……まあ、訓練事故死が出ない様にはすると思うけど」
角田
「まあ、そこは解る人間に任せているからな。ただ……憲兵隊を全滅させた豊鶴のパイロット2名を引き渡せとうるさかった」
松島宮
「ボコボコにされたから、面子が保てんと言う事か……よく抑えれましたね?」
角田
「赤松中尉で慣れた小園中佐が何とか丸め込んだそうだ…まあ、これっきりには成らんだろうな」
松島宮
「まあ、そう言う物ですからね。ところで憲兵と耀鶴のパイロットを相手に喧嘩をした豊鶴のパイロット2名の名は?」
角田