雲の犬 -660ページ目

入院生活

 一夜明けてから、結構ハードな検査の連続。

採血にレントゲンにエコー・・・。悲しんでる暇も無いぐらいに・・・。

7月22日 エコー検査では心臓の右心室から右心房への血液の逆流が確認。水分の補給は500mlまで。

7月23日 同じく危険な状態。

7月24日 同じく危険な状態。しかし、僕ら夫婦には状態がよく分からん・・・汗


7月25日 嫁はんは、まだ家に居たので俺だけ主治医に呼ばれる・・。


主治医 『入院してから、4・5日経ちますが、容態は入院時より悪くなっています。血圧の低下や点滴の量もマックスまで増やしていますが・・・・○×△▲◎■』

後半は気が動転してあまり聞いていなかった・・・汗


俺 『は、はい・・・』


主治医『このままの状態だと、急変する可能性が非常に大きいです。急変した場合、緊急オペが必要です。』


俺『はい・・・・・・・・』


主治医『緊急オペの場合、成功率も格段に下がります・・。このまま、様子を見るのも一つの手段ですが、手遅れになる可能性も大きいです・・。』


俺『・・・・・』


主治医『そこで、心臓移植が必要な可能性が出てきます。しかし、子供の場合、日本では臓器移植は認められていません。』


俺『はっあ?・・・・・心臓移植ですか?・・・』


主治医『はい、その場合にはうちの病院より、海外への臓器移植の橋渡しも、している○立○○病院への移送が良いのではと考えております。早速、向こうの先生と相談したいのですが、よろしいでしょうか?』


俺『・・はい・・所で息子はそんなに悪いのですか?』


主治医『はい、とても危険な状態です。』


俺『心臓移植って急に言われても・・・なんて言うか・・あの・・・え・・大丈夫なんですか?拒絶反応とか、あまりにも現実離れの話しで・・・あの・・お金もいるやろうし・・』


主治医『金額は1億円ぐらいですかね・・。渡航費とか手術費とか入れると。それと移植手術は昔に比べて成功率は格段に上がっていますよ。』


俺『・・・あの~1億円って絶対に無理な金額ですよね・・。それはあきらめろって言う事・・で・す・か・・?』


主治医『現在、色々な団体がありまして、そこからの寄付とかがありますよ。病院ではお金の寄付は出来ませんが、出来る限りのサポートはさせて頂きますので。』


俺『・・とりあえず、分かりました・・嫁はんと話します・・・。』


これって現実?ドラマか映画じゃないの?なんで?なんで?・・・・・・・・・・。

嫁はん何も知らずに到着自転車

俺は、子供には聞かれないように病院玄関前で嫁はんを待機していた。

タバコと缶コーヒーを飲みながら・・。

えづいてコーヒーは全部吐いたけど汗


俺『お、お、落ち着いて聞いてな、な、な。』


嫁はん『あんたが、先に落ち着き!!!』


嫁はんに事情を説明。

いつも元気で気丈な嫁はんも、この件から、すっかり落ち込んで・・やつれて・・。

それでも『しゃーないやん!!がんばろー!!』って。

その時、この人が嫁はんで良かったなラブラブ!って思いました。。チョキ


真夏の悪夢 3

平成18年7月20日の話の続き

一瞬、曇った先生達だが、とりあえず今は、一刻を争う状態。

確定診断は二の次で今の心不全の状態を脱するのが先決であった。

エコー・レントゲン・採血と色々な検査。

そして腕から点滴・・・。

とにかく安静・・・。

これから始まる入院生活を看護師さんから説明。

そして、その夜。

とりあえず家には下のチビ(妹)も居るので嫁はんは帰宅。

俺は病院に残る。

薄着の俺は、夏とは言え病院の冷房と言い様の無い不安から震えていた・・・。

病室はもちろん禁煙・・・。とにかく落ち着かない・・・。

横では、のん気に長男はスヤスヤ眠っている。

いったい、どうなるんやろ・・。

携帯の写真を見る。

そこには、野球をやってる長男の姿。

空手をやってる長男の姿。

妹と遊んでる姿。

とにかく元気な姿・・・。

俺と違って、運動が好きやった。野球は4番でキャッチャー。空手の昇級試験は落ちた事が無い。学校のマラソンは3位やった。

『なんでやねん・・。』あんなに元気な奴やのに、何で今は点滴受けてベットの上やねん。

来週には野球の合宿があるのに。

涙が止まらんかった・・・。とにかくその日は夜の暗さが怖かった・・・。

ろくに眠れぬままに、夜が明けて来た・・。少しづつ明るくなる窓の景色が心を少し和ませた。

太陽の光がこれほど、ありがたいとは思わなかった。

この時点でも親父(俺)は、やっぱり屁タレやった・・・汗


奇跡を起こす、ありがとう

『ありがとう』この言葉を唱えるだけで奇跡を起こせる。

こんな事を聞いた事は無いですか?