入院生活
一夜明けてから、結構ハードな検査の連続。
採血にレントゲンにエコー・・・。悲しんでる暇も無いぐらいに・・・。
7月22日 エコー検査では心臓の右心室から右心房への血液の逆流が確認。水分の補給は500mlまで。
7月23日 同じく危険な状態。
7月24日 同じく危険な状態。しかし、僕ら夫婦には状態がよく分からん・・・![]()
7月25日 嫁はんは、まだ家に居たので俺だけ主治医に呼ばれる・・。
主治医 『入院してから、4・5日経ちますが、容態は入院時より悪くなっています。血圧の低下や点滴の量もマックスまで増やしていますが・・・・○×△▲◎■』
後半は気が動転してあまり聞いていなかった・・・![]()
俺 『は、はい・・・』
主治医『このままの状態だと、急変する可能性が非常に大きいです。急変した場合、緊急オペが必要です。』
俺『はい・・・・・・・・』
主治医『緊急オペの場合、成功率も格段に下がります・・。このまま、様子を見るのも一つの手段ですが、手遅れになる可能性も大きいです・・。』
俺『・・・・・』
主治医『そこで、心臓移植が必要な可能性が出てきます。しかし、子供の場合、日本では臓器移植は認められていません。』
俺『はっあ?・・・・・心臓移植ですか?・・・』
主治医『はい、その場合にはうちの病院より、海外への臓器移植の橋渡しも、している○立○○病院への移送が良いのではと考えております。早速、向こうの先生と相談したいのですが、よろしいでしょうか?』
俺『・・はい・・所で息子はそんなに悪いのですか?』
主治医『はい、とても危険な状態です。』
俺『心臓移植って急に言われても・・・なんて言うか・・あの・・・え・・大丈夫なんですか?拒絶反応とか、あまりにも現実離れの話しで・・・あの・・お金もいるやろうし・・』
主治医『金額は1億円ぐらいですかね・・。渡航費とか手術費とか入れると。それと移植手術は昔に比べて成功率は格段に上がっていますよ。』
俺『・・・あの~1億円って絶対に無理な金額ですよね・・。それはあきらめろって言う事・・で・す・か・・?』
主治医『現在、色々な団体がありまして、そこからの寄付とかがありますよ。病院ではお金の寄付は出来ませんが、出来る限りのサポートはさせて頂きますので。』
俺『・・とりあえず、分かりました・・嫁はんと話します・・・。』
これって現実?ドラマか映画じゃないの?なんで?なんで?・・・・・・・・・・。
嫁はん何も知らずに到着![]()
俺は、子供には聞かれないように病院玄関前で嫁はんを待機していた。
タバコと缶コーヒーを飲みながら・・。
えづいてコーヒーは全部吐いたけど![]()
俺『お、お、落ち着いて聞いてな、な、な。』
嫁はん『あんたが、先に落ち着き!!!』
嫁はんに事情を説明。
いつも元気で気丈な嫁はんも、この件から、すっかり落ち込んで・・やつれて・・。
それでも『しゃーないやん!!がんばろー!!』って。
その時、この人が嫁はんで良かったな
って思いました。。![]()
真夏の悪夢 3
平成18年7月20日の話の続き
一瞬、曇った先生達だが、とりあえず今は、一刻を争う状態。
確定診断は二の次で今の心不全の状態を脱するのが先決であった。
エコー・レントゲン・採血と色々な検査。
そして腕から点滴・・・。
とにかく安静・・・。
これから始まる入院生活を看護師さんから説明。
そして、その夜。
とりあえず家には下のチビ(妹)も居るので嫁はんは帰宅。
俺は病院に残る。
薄着の俺は、夏とは言え病院の冷房と言い様の無い不安から震えていた・・・。
病室はもちろん禁煙・・・。とにかく落ち着かない・・・。
横では、のん気に長男はスヤスヤ眠っている。
いったい、どうなるんやろ・・。
携帯の写真を見る。
そこには、野球をやってる長男の姿。
空手をやってる長男の姿。
妹と遊んでる姿。
とにかく元気な姿・・・。
俺と違って、運動が好きやった。野球は4番でキャッチャー。空手の昇級試験は落ちた事が無い。学校のマラソンは3位やった。
『なんでやねん・・。』あんなに元気な奴やのに、何で今は点滴受けてベットの上やねん。
来週には野球の合宿があるのに。
涙が止まらんかった・・・。とにかくその日は夜の暗さが怖かった・・・。
ろくに眠れぬままに、夜が明けて来た・・。少しづつ明るくなる窓の景色が心を少し和ませた。
太陽の光がこれほど、ありがたいとは思わなかった。
この時点でも親父(俺)は、やっぱり屁タレやった・・・![]()