破門~ふたりのヤクビョーガミ そして僕だけがいない街 | Dreams come true

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大切な人たちが支えてくれるから病んだとしても私はいられる。
だから、どんなことがあっても私は私のまま。
誰かの顔色気にせずに歩こうよ

お久しぶりです、ほのふるです。
今日は、映画館へ見に行った破門とDVDを借りに行き、家で見た僕だけがいない街についてお話ししようと思います。僕街は一度感想を書いたかなと思いますが、2回目を見てまた違う見方ができたためその点を中心にお話していこうと今考えています。
 
 ----------------ネタバレ注意----------------------
 
①破門~ふたりのヤクビョーガミ
とても面白かったです。関西を舞台に展開される物語ということもあり、キャストさんはほぼ皆さん関西弁を話します。しかしながらキャストさんのほとんどが関西出身の方。さすがです。ナチュラルです。出演者の橋本マナミさんが語っていらっしゃいましたが、この関西出身者わんさかの中に関西出身者以外が関西弁を喋り入るというのは本当に大変だと思います…。
関西の方はお笑いでもそうですが、会話のテンポを大事にされるように思います。その感じが非常に色濃く出ていました。しかし、必要な間はちゃんと取られていました。つまり、無駄な間がないということ。理想的な芝居です。
さて、ストーリーです。
原作は直木賞受賞作。しかしながら私は原作を読んで映画を見に行くことをあまり良しとしないため原作は読まずに行きました(あぁここカットされてる!これ違う!そんなことを映画中にあまり考えたくないのです…)。ただ、終わった後で思ったのですが、これに関してはきちんと本を読んでから行くべきだったかなぁと思うのです。少しストーリー展開に関してん?どういうこと?というようなことを感じた部分があったからです。独特のテンポで進みますし、普通のドラマを見るような速さでは決してないためかもしれませんが(笑)。きちんと理解されたい方は2度見るか原作を読まれることをおすすめします。
次にアクションシーン。かっこいい。しかし痛々しい。アクションものをSPや図書館戦争以外ほとんど見てきていないものですから、アクションシーンの普通がわかりません(笑)。しかし、破門のアクションは痛い…血がだらだらです。ボールペンが太ももに突き刺さります。菜箸が貫通します。あああああ痛いです。まるで自分が刺されたかのように痛いものでした。ただ、アクションシーンはすべてノンストップですから(一部スローはありますが)高揚感は鑑賞後も冷めません。ちなみに、カーアクションに関しては二宮の成長を具現化したもののように感じました。
アクションシーン、そしてテンポに関しては申し分なかったです。むしろ脱帽です。ただもう少し人間ドラマを掘り下げてほしかったなぁといったところです。戦いは心理戦でもありますし、何より二宮の成長に関してをもっと丁寧に描き切ってほしい!というのが私の要望です。たとえアクションシーンを少し削ることになったとしてもそこがやっぱりほしかった!
 
②僕だけがいない街
2回目です。もちろん犯人は知っているという前提で見ました。
同じ映画を何度も見るという経験は相棒以外ほとんどしたことがありませんでしたが、このようなミステリー物は2回見たほうがよいことに気が付きました。
2度目ということで1度目の時よりストーリーに集中してみることができました。何せ1度目は犯人誰や!状態でしたので…(笑)。ストーリーに集中できたおかげで私自身も悟と同じくリバイバルをしている思いで見ることができました。
1度目では気が付きませんでしたが、要所要所に犯人の手掛かりとなる重要なキーワードがちりばめられているのです。そこから推測すれば簡単だったなぁと思いますがそんな頭を持ち合わせていないのが私。1度目ではセリフどころではありませんでした。
犯人も変わりませんし、加代は普通に助かりますし、当たり前ですが1度目とストーリーは同じです。ただ、2度目を見ることで僕街の印象が変わったような気がします。
一つの要因は犯人を知っていること。あくまで自分は白であるかのように振舞うその姿といい人であるという認識を植え付けるための行動は少しもどかしくもありました。悟!駄目だよ悟!といったところです。
もう一つはのちのストーリー、つまりお母さんも愛梨も加代も皆助かることを知っていること。悟は最後に犯人を追い詰める中で亡くなりますが、皆を救って亡くなります。そのことを知らなかった1度目はちゃんと助かるのかどうなのかが一番の私の中での問題で、それ以外を脳の一部で考えることができなかったのです。ただ、今回は知っていることもあり、落ち着いて主人公とともにリバイバルをしながら第三者のような視点で悟の行動を見ていました。
しかし、2度目でも楽しめるというのは言い換えればこの映画は本当にスゴイということになるのではないでしょうか。あくまで私の意見です。
 
違うジャンルの映画を1日で見るというのは、脳がフル回転するため良いなぁと感じた今日なのでありました。(笑)