アンフェア the end ドラマ編 | Dreams come true

Dreams come true

大切な人たちが支えてくれるから病んだとしても私はいられる。
だから、どんなことがあっても私は私のまま。
誰かの顔色気にせずに歩こうよ

皆さんおはようございます。1か月ちょっとぶり、ご無沙汰してます。

ひぐらしから投稿してなかったんですね、なんてすごいんだなんてさみしい人間だ(´・ω・`)


さて、タイトルからして意味深?な感じですけど、アンフェアついにドラマ駆け抜け、最終回まで見ました。

見たのがつい昨日で、興奮さめやまぬなので勢いで長文行きます!!

ネタバレ超注意です。


クローバー(ネタバレがんがんにします。見たくない人Uターン推奨)クローバー


はい。犯人わかっちゃってからの涙出そうになりました。

作りうまいですねぇ、全く予想してなかったですよ初回以外!!!(笑)。初回に手袋してきていたので、雪平を殺しにきたんだなぁ、あぁ失敗してるよ、え、的な流れをしてすごくびっくりしたのですが、まさかまさかそれも作戦のうちだったんですね。


雪平夏見に一番近い存在であり、信頼していた相手。そう、安藤一之です。


最終回のオープニングで瑛太さんがナレーションしていたのも本当に印象的でした。安藤の思いがはちきれた瞬間、というかむしろ安藤の言葉やん!!!っていう自分の中の一人ツッコミ。 

ユタカが「アンフェア」な殺され方をしたから自分も雪平を「アンフェア」な殺し方で殺そう、でもそれは違う。

安藤に雪平は絶対に殺せない。なぜなら、


安藤が雪平に恋をしてしまったから。


彼の一番の誤算であり、復讐が完璧には成功しないと彼自身思ったことでしょう。雪平夏見という復讐相手に自ら恋をするなんて。

みおの声が出たとき、本当の娘みたいに喜んでましたよね。あの姿がきっと本当の安藤であり、復讐というものがなければきっとあんな安藤でずっとずっといたと思います。


救急車を呼ぼう呼ぼうと焦るいつもの彼。雪平に勘付かれ、とうとう豹変した彼ですが、みおの前ではあの優しい彼のまま。

パチンコ店の店長だって殺そうとはしなかった(銃弾抜いてたし)。雪平にあの場所で、ユタカと同じ場所で殺されたかった。

私的にはそうなのかなぁと思います。そのあとの雪平の「バカかお前は!」。その通りですよ雪平…。


本編ももちろんながら、安藤、雪平、佐藤、みお以外の面々がいい味出してましたよね。

管理官は雪平の単独行動を認めるし、三上の薫ちゃんは言い負かすし(阿部サダヲさんがやられてたキャラの名前を忘れましてすみません……)、何より若かりし三浦春馬さん&瑛太さんが可愛い。

若い、可愛い、美しい!!…もはやただの変態末期症状。


本編逆戻り。安藤の悲しい過去と雪平の決心。

まさかコインロッカーに捨てられていた子供とは…。ベジタリアンな安藤は子供の時からお肉食べられなくて、その理由が何とも優しいんですね。

大検を薦めるユタカ、そしてパチンコ屋の店員にぼろぼろにされる日々。ユタカはそんなぼろぼろの安藤を助けようと、店員たちを皆殺しにし、店長を人質にとり、雪平に殺されました。

そこから復讐劇のシナリオは組まれていったのです。だって幼き安藤はその現場にいたから。


「死んでください、ユタカのために」


銃をおろす雪平に安藤の涙は止まりません。

……あぁ、本当に好きなんだなぁ、優しいんだなぁ、そう思わせてくれた涙でした。

みおの登場もかなり効果的だったと思います。いい味をだすなぁ。


そこからの涙必至な結末。そしてみおのひとこと。大人の嘘が悲しいなぁと思わせてくれました。

ラストは安藤から雪平に対するビデオレター。


雪平に殺されることを望み、ユタカのために復讐することを誓い、そして


雪平夏見に恋をした。


トップクラスの成績を誇った警察学校時代の彼の実力。普通に復讐がなければ彼はきっと立派な警察官になっていたことでしょう。

違う復讐の道を選べばよかったのに。


昇進こそ違う復讐


三上の薫ちゃんは言います。全くその通り。


エンディングにて、安藤の犯行の全容がわかるのですが、一つだけ、泣いているコマがあるんです。

殺人鬼と化してもやっぱり心の奥は優しい安藤一之だったんです。


警察官、しかも雪平の一番近くにいた相棒が犯人となると、「相棒」でカイトが犯人になった時のようにすっきりしないものだと思っていました。勝手に。

しかし、妙にすっきりしたんです。一番すんなり受け入れられるシナリオだったからだと思いますが。


安藤一之は、雪平夏見に恋をしてしまった。それは彼自身の一番の誤算であり、一番想像していなかったことだったでしょう。ユタカを殺した犯人を好きになるなんて。

しかし、彼はパチンコ屋の店長を追い詰める際、残りの銃弾をすべて抜いていた。そして雪平の手でン射殺された。


彼にとっての、最高のシナリオだったのかもしれません。


雪平夏見を殺すことよりも、自分が、安藤一之が雪平夏見に殺されること。

結果的に復讐劇は成功に終わったのだと思います。むしろ。

あの時の彼が一番望んだ結果で。


すべてが覆されたけど、映画があってのアンフェア。

10年に及ぶ続編(映画)での完結、見逃せないけど……ちょっと映画館で見るにはハードル高いかも……私の中では。

「薫ちゃん!」って叫ぶ雪平いたし…うーん。何を隠そう、アンフェアは薫ちゃん大好き人間ですので。


アンフェアなのは誰だ?

それは「私」なのかもしれないですね。