僕の仕事で、観光タクシーの仕事もしています。
もちろん、人を乗せて走るんですから、猛スピードを出して、お客様を怖がらせたり、極端な横Gや、急ブレーキ、段差や路面からの激しい衝撃を与えて車酔いさせたり・・・ドリフトなんてもってのほかでですよね。
一件、
何の変哲もない、
一般の運転と言えど、ラリー走行やレーシング走行に通じるものがあります。
要するに一般の運転は、レースやラリーの基本操作なんです。
実は、レースやラリーで最も速い走行って、ものすごくスムースなんです。要するに車に横Gがかかればかかるほど、タイヤに限界を迎えて、トラクションが逃げて、タイムロスしたり、外側にすっ飛びやすくなります。要因は、スピードが高くなれば高くなるほど、そして車の切れ角が大きければ大きいほど、タイヤに限界が来てグリップを失い、すっ飛んでしまいますよね。もちろん、急ハンドルによる操作もタイヤに負担をかけます。
スムースに走れる事=横Gと急激な動作が少ない=タイヤに負担が少ない=スピードがまだ出せる
運転が荒れる事=横Gや急激な動作が多い=タイヤに負担がかかっている=それ以上スピードを出すと・・・すっ飛ぶ
と言う事です。
一般の運転のスピードで荒くなるってことは、要するに極限のスピードを出す、レースやラリーの状況下ではもっと荒れてしまうってことです。
車の中に乗っているお客様は横Gや極端な動作の変化で酔いやすくなりますよね。
あと、特にラリーで求められることですが、路面状況を見ること。
イギリスの道は日本と比べ、かなりうねっています。上下の差も激しく、そのままスピードを出すとジャンプしてしまうような箇所もかなり多いです。あと、穴ぼこやデッチも多く、そのまま走っていると、ドンッと大きな音と衝撃が車内を襲います。特に、足回りにもよくないですよね。
これもお客様を酔わせる要因になります。
うねりの中で、アクセルワークや、ブレーキワーク、ハンドルワークをうまく操作して、うねり感を殺す、車が飛ばないように、上下の激しい路面に気を配る、衝撃を受けないように、穴ぼこを避けながら走る。
特にカントリーサイドで、お客様を車内で快適に過ごさせるためにはそのような気配りも重要ですよね。
これは、路面状況を見るいい練習で、ラリーではよくあること:
・グラベルで赤土が出ているコーナーにそのままのスピードで突っ込んで滑ってしまいコースアウト
・舗装路の上に砂利が浮いていて滑ってコースアウト
・特にヨーロッパのコースは、道がうねっていて、上下のうねりも激しく、ひょんなところで車が飛んでしまい、そのままコースアウト、または急激に車の体勢が変わってコントロールが効かなくなりクラッシュ
・逆バンクのコーナーに、ハイスピードで突っ込んでコースアウト
極限スピード下では、こういった路面の判断が更に難しくなります。普段から一般公道の運転でも気を配って訓練はした方がいいでしょう。
これらを総じて実践できて、お客様に快適な旅をドライバーとして提供してあげる事がポリシーの一つとして考えています。
要するに、お客様を酔わせたら、ドライバーとしてまだまだ要修行、レースやラリーなんて持っての他って事ですよね。
過重移動やドリフト、フリックなど特殊テクニックを修行して滑っている車のコントロールを身に着けようと必死の人が多いとは思いますが、こういった一般公道での基本動作こそ重要だと思います。
実際、レースやラリーでは、ドリフト走行より、こういった基本操作を極限スピードでパーフェクトに実践する方が難しいのではと思います。
近年の車はなるべく基本操作を忠実に、グリップで攻めた方が、タイムが出るとされていて、ドリフトをするとタイムロスするのが一般的とされています。
でもね・・・・ラリーを盛り上げたかったら・・・ドリフトしないと!!景気よくジャンプして飛ばないと!!派手に決めないと!!観客サービスしないと!!
タイムばかり削っているんじゃ、見てる人は面白くないでしょうー。
カッコいいラリードライバーって、派手に走って速い人かなーと個人的に思っています^^
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