競技車両: 自分で持ち込み? レンタル? | YMR Global Motors 「欧州モータースポーツ、欧州⇔世界の自動車輸出入」活動記

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元ラリードライバーの車屋社長のイギリス、ヨーロッパでの日々の仕事、活動などなど。ビジネス、自動車情報や、自動車の輸出、並行輸入事、モータースポーツ(特にラリー)の話題を中心としたブログです。

ヨーロッパでは、レース、ラリー共々、レンタル車両が盛んです。


レンタル車両は、プリパレーター(モータースポーツガレージ)が日々メンテナンスを行い、管理しており、イベント参戦には、エントリー手続き、タイヤ、スペアパーツ、メカニック、サービスの車両、機材、ガソリン、チーム体制、保険などすべてパッケージとして、ドライバーは、ただ、車に乗り込むだけ、というシステムになっております。


もちろん、スポンサーの関係でこのタイヤを・・・ということにも柔軟に対応します。


マシーンのトラブルに対しての責任は:

1・コースアウトや、クラッシュなどドライバーの運転ミス等による故障は、「上限何ポンド(ユーロ)までは、ドライバーもち、それ以降の料金は保険でまかないます」


2・エンジントラブルやミッショントラブルなど、機械的な故障は、プリパレーターがもつ。


というシステムが一般的ですね。(2に関して、ドライバーの運転も要因のひとつにもなると思うのですが・・・そこは、不明瞭な点ですよね。)


日本では、「自分の車でないと・・・」、という思考が強いと聞きますので、レンタル車両は一般的でないと聞きますが、どうでしょうか?


確かに、自分でセッティングして、最も乗り慣れた車が一番いいのかもしれませんね。そこの点は、レンタル車両も競技前に、エキストラコストを、プリパレーターに払って、セッティングを決めることは出来ますが、なんとなく自分の車の方が、ほっとしますよね。


ただ、自前での持ち込み車両は、日々のメンテナンス、修理も自分で行うか、お金を払ってガレージにやらせるか、スペアパーツ、タイヤも自分で調達して・・・いろいろやることが多いですよね。


もちろん、イベント当日は、車だけは自分の物を持ち込み、あとは、プリパレーターにお願いするというパッケージもあります。


競技参戦に必要な作業、準備を全部自分でやって安く上げる人もいます。


レンタル車両はすべての作業がいらず、ただ運転するだけ、エンジントラブルなどの機械的な故障の場合は、まったく泣かなくてもよい、メンテナンスはしなくてもよいので、維持費かからず、何もしなくてもすべてが手配されているので、楽。クラッシュした場合は、少し払ってください程度で済みます。


皆さんはどっち派ですか?