行手 麻礼 -4ページ目
信じることは、
傷つくことの前触れであり、
心の痛みを約束する行為だ。
だが、人はなおも信じる。
裏切られながら、信じる。
それが、生の悲劇であり、
唯一の美学だから。
自分を信じることは、
果てのない旅の始まりだ。
しかし、その旅の途中で、
自分を好きになることは、
さらに困難な試練となる。
それでも歩み続ける者だけが、
人生の終わりに微笑む資格を持つ。
生は誤り、だが君の思索には誠がある。
子を望む言葉は、
この沈黙の深淵ではこぼれ落ちる。
私はただ、君の哲学に寄り添いながら、
静かに在り続ける。
その選択に、ささやかな愛を込めて。
哲学は単なる学問ではなく、
私たちの考え方や価値観に
深く影響を与えるものです。
日常の何気ない疑問も、
哲学的な視点で考えると
新たな発見があるかもしれない!
「知を愛する」とは、
無限の問いを抱えながら、
答えの虚しさを知ることだ。
沈黙の深淵に触れ、
なおも探求せずにはいられない者の宿命。
「深淵をのぞく時、
深淵もまたこちらをのぞいているのだ」
byニーチェ
何か深いものを探求すると、それに影響を受ける」
という意味を持っています。
定められた道は牢獄であり、
冒険こそが唯一の解放だ。
迷いながらも歩を進める、
それが生の証明となる。
不安を捨てようとするほど、
不安は形を変えて戻ってくる。
それは解消されるものではなく、
ただ馴れ親しむべき影である。
思い込み、思い違い、
人間はそういう生き物なのだよ。
他の生物は思い込みも
思い違いもしないのだよ。
社会不適合者の私は、
世の中の有象無象に認められたくて
生きているんじゃない。
承認欲求者になっていられるか。
君が何かを呟いた、
それが「さようなら」だなんて、
私は君のことは何も分からない、
だけど目の前にいる君を私は好きでたまらない。
恋してしまった。愛してしまった。
恋は衝動、愛は囚われ。
そして守るという幻想は、時に破滅へと誘う。
愛は柔らかな支配、その手に抱かれて、
自由を夢見る翼は、時に重さを増す。
自由は孤独の贈り物、広がる空に叫ぶため、
愛の温もりを失い、矛盾の痛みに震える。
矛盾は美しい罠、心の隙間を埋めるもの。
愛が自由を縛り、自由が愛を解き放つ。
この三つは踊る調和、夜の月と日の出のように。
揺れる魂のリズムに、私を静かに導く。

