賃貸VS持ち家 | 天王寺谷 亮のブログ

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老後、

どこに住む?

「賃貸のほうが気楽ですよね」

最近、
本当によく聞きます。

・固定資産税がない
・修繕費がかからない
・嫌なら引っ越せる
・住宅ローンを背負わなくていい

たしかに、
合理的です。

実際、
若いうちは、
賃貸の自由度ってかなり強い。

でも——

不動産の現場を10年以上見てきて、
私は思うんです。

みんな、

「今の便利さ」

ではなく、

“老後の現実”

をもっと見た方がいい。

例えば、
70代になった時。

年金暮らし。

独居。

保証人なし。

この条件で、
賃貸審査って、
一気に厳しくなります。

これは、
差別とか感情論じゃなく、

“大家側のリスク”

として現実に存在している。

・孤独死リスク
・家賃滞納リスク
・健康問題
・保証会社の問題

だから実際、

「家はあるけど、
貸してもらえない」

という相談、
本当にあるんです。

70代になって、
何件も不動産屋を回って、

「高齢なので難しくて…」

と断られる。

あの瞬間、
初めて

“住む場所を失う怖さ”

を実感する人がいます。

一方で、
持ち家なら安心なのか。

そんな単純な話でもありません。

無理な住宅ローンを組めば、
教育費で詰む。

転職で苦しくなる。

固定資産税もある。

修繕費もかかる。

つまり、

賃貸にもリスクがあるし、
持ち家にもリスクがある。

でも私は、
この仕事をしていて、
強く感じることがあります。

それは、

人が本当に苦しくなるのは、

「お金がない」

より、

“住む場所が不安定”

になる時だということ。

帰る場所がある。

これって、
人生の土台なんです。

だから私は、

賃貸か持ち家かを、
単なる損得で
考えてほしくない。

本当に考えるべきなのは、

「自分は、
どこで老いるのか」

です。

・何歳まで働くのか
・老後資金はいくらか
・家族は近くにいるのか
・介護はどうなるのか
・住み替えは可能か

そこまで考えて、
はじめて
“住まい選び”
になる。

SNSでは、

「持ち家はオワコン」
「賃貸最強」

みたいな極論が伸びます。

でも現場って、
そんなに単純じゃない。

大事なのは、

“今の気楽さ”

より、

10年後、
20年後に、

「この選択で良かった」

と思えるかどうか。

私は、
そこまで含めて、
住まいだと思っています。


ライズ・ステージ株式会社
代表取締役
天王寺谷 亮
宝塚市中山寺1-1-3