新築をペアローンで契約し、
引渡しを半年後に控えたご主人からの言葉です。
私は、その瞬間
血の気が引きました。
ペアローンは、
夫婦それぞれの収入を前提に
成り立っている契約です。
つまり、どちらかが退職すると
前提が崩れます。
結果どうなるか。
ローンは組めず、
1000万円以上の資金不足。
最悪の場合、
手付金の没収や違約解約です。
ここからのご主人の行動は、
想像を超えるものでした。
・学生時代から乗っていた愛車を即売却
・休日はテレアポやライブ設営のバイトを掛け持ち
・両親に頭を下げ、資金援助を懇願
身重の奥様と新居を守るため、
必死に1000万円をかき集めたのです。
そして迎えた引渡し当日。
鍵を握りしめて
涙を流すご主人の姿は、
今でも忘れられません。
この話の本質は、
「努力すればなんとかなる」ではありません。
そもそも、
そうならない設計をすることです。
住宅ローンは、
人生で一番大きな契約です。
だからこそ、
・収入が減った場合でも成立するか
・どちらか一人でも返済できるか
・ライフイベントを織り込んでいるか
ここまで考える必要があります。
「なんとなく大丈夫」
その一言が、
人生を大きく狂わせます。