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寝る枕は高い枕がいいのか?低い枕がいいのか?

枕を買い替えるときによく悩むのが高い枕がいいのか、低い枕がいいのかで悩まれる方も多いかと思います。そんな中でも低い枕を使う人よりも高い枕を使ってる方は病気になりやすいことがこの2024年の研究結果で発表がありました。ここで言う高い枕とは何センチからが高いのかと気になるところですが、国立循環器病研究センターの研究では12センチ~15センチ以上の高さがある枕を高い枕と定義されています。では早速、高い枕を使うことで首にどんな影響をあたえるのか、どんな病気になるのか、病気になっても治療ができるのかなどをわかりやすく解説していきます。

 

 

 

高い枕で寝る人ほど病気になりやすい

 

2024年の研究結果によると、高い枕で寝る人ほど首の後ろの血管が裂ける病気、特発性 椎骨動脈解離になりやすいと研究結果で発表されました。なかなか難しい言葉ですが、簡単に説明すると専門用語の解離とは破けてしまうと言うことを表し、少し語弊がありますが、がわかりやすく言うと首にある椎骨という骨のところの血管がやぶけてしまうと言う病気であると言う意味になります。ではどのような症状になるかと言うと

首の後ろ側にある「椎骨動脈」という血管が裂けてしまいその血管が裂けることにより血管自体が、もろくなってしまうので、もろくなった血管のところが膨らんでしまったり、破れたところに血の塊ができてしまって、そのかたまりが脳まで行ってしまって脳梗塞になってしまう症状になります。その他にも血流が脳にいかなくなってしまうことでめまいとか吐き気とかをおこしたりします。

この病気になってしまうと約18%の方が後遺症として残るといわれておりこれに関しては、根本的な治療方法がない為に未然に予防していくしかない病気になります
 

 

どのような状態の時になりやすいか

 
と言えば、12センチ~15センチ以上の高さの高い枕を使っている方は一般の高さの枕のに比べると首が大きく曲がり、首への負担が大きくなり、寝返りなどで首がねじれて動く時に血管が傷つく可能性が多いと研究結果で発表されました。
寝ている時のねがえりも、寝るときは上向きで寝ても横向きになったりもするので日本人の平均的な寝返りは1日で約平均20回位寝返りするとデーターとしてあがっています
 
 
 
 
このように高い枕を使って寝返りなどを頻繁に行うことで特発性 椎骨動脈解離になりやすくなることから、低い枕の方がいいことが身体にかかる負担は軽減されることが、今回の研究結果で科学的に証明されました。
特に40代・50代以降は首の筋肉も低下しより首が曲がりやすくなり負担も大きくなり特に気よ付けなければならない年齢とも言われていますが、ここ最近では若い方のストレートネック・スマホ首などによっても今、説明した病気になりやすくなってるとも研究データーとしてもあがっていまししたので、高い枕を使って首が曲がってしまい、血管に大きな負担がかかっている枕を使ってる方、使おうとされている方は注意しなければなりません。
 
 
今回は高い枕を使うことで特発性 椎骨動脈解離になりやすく、特に高い枕を疲れている方は枕選びでも首などに負担がかかることを解説してきました。昔は高い枕か低い枕しかなかく、自分にあった枕を探すのも難しかったですが、今では枕専門のお店もでき、姿勢や体型などから自分に合う枕の高さを測定してくれ、自分だけの枕を作ることもできるようになりまた、首のヘルニア・肩こりがきついかたなどは病院目線で考えてくれる整形外科の枕外来もあります。首のヘルニア・ストレートネックなどの方はホームページなどで枕外来で調べてみるのもいいかもしれませんね。
 

 

 

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