こんばんは
レインボースマイル湘南の“すずりえ”こと、すずきりえです。
小中学校でいじめ防止についてのワークショップを行なうにあたり、
「いじめ防止対策推進法」についても触れることがあります。
2013年に公布・施行されたこの法律について、
守られるべきの子どもたちがその存在を知らなすぎます。
作って終わりではなく、しっかり伝えて
「いじめ防止」に役立ててこその法律だと思うので
自分のまなびのため、
また、どこかの親子の心が少しでも救われるためにも
1条ずつ紹介していけたらと思います。
ちなみに、そんなサイトは既にもうあるので(笑)
サクッと知りたい方は下記サイトをご覧になられてみてくださいね
●いじめ防止対策推進法条文を読む:子どもでもわかるようにいじめ防止法を解説
https://news.yahoo.co.jp/byline/usuimafumi/20130624-00025936/
第1回目の今日は、まず「いじめ防止対策推進法」とはなんぞや?から。
参考サイトはWikipediaです。
・いじめへの対応と防止について学校や行政等の責務を規定している。
・2011年の大津市中2いじめ自殺事件が2012年になって発覚し、大きく取り上げられたことが契機となった。
・2013年6月28日に国会で可決成立し、同年9月28日に施行された。
ちなみに、「大津市中2いじめ自殺事件」についてはコチラ。(Wikipedia)
<いじめの経緯>
大津市の中学校で発生した出来事で、
複数の同級生(加害生徒3名)が2011年9月29日に体育館で男子生徒(被害生徒)の手足を鉢巻きで縛り、
口を粘着テープで塞ぐなどの行為を行った。10月8日にも被害者宅を訪れ、自宅から貴金属や財布を盗んだ。
被害者は自殺前日に自殺を仄めかすメールを加害者らに送ったが、加害者らは相手にしなかった。
男子生徒は10月11日、自宅マンションから飛び降り自殺した。
被害者の自殺後も加害者らは自殺した生徒の顔写真に穴を空けたり落書きをしたりしていた。
学校と教育委員会は自殺後に、担任を含めて誰もいじめの事態に気付いていなかった、知らなかったと一貫して主張していた。
後の報道機関の取材で、学校側は生徒が自殺する6日前に「生徒がいじめを受けている」との報告を受け、
担任らが対応を検討した事は認めたが、当時はいじめではなく喧嘩と認識していたと説明した。
学校側と監督する教育委員会も当初自殺の原因はいじめではなく家庭環境が問題と説明していた。
ストーカー規制法にしてもそうなのですが、
何が悲しいって
「何かが起きないと法整備されないこと」
もっと言うと
「誰かの命が失われないと国が動かない」
ということが悲しいなと・・・
もちろん、こういう法律を必要とすることそのものも悲しいのですけどね・・・
この大津の事件、詳細を読めば読むほど
「救うチャンスはいっぱいあったのに・・・」と苦しくなります。
そう、やり直すチャンス、やめるチャンスはいっぱいあったのです。
きっかけは些細なことから。
「キモイって言われた」「ヘッドロック」「プロレスごっこ」
そんな“中学生あるある”な内容もあります。
被害者が言い返したり、やり返したこともあります。
「あるある」だから、いいのでしょうか。
やり返してるんだから被害者も悪い、のでしょうか・・・
相談するチャンスもあったけど
「大丈夫」と笑って答えた被害者が悪いのでしょうか・・・
いじめが起こったとき、登場人物は「被害者」と「加害者」だけではありません。
「傍観者」「観衆」「おとなたち」もたくさんいました。
身の回りに、いじめられている子や、からかわれている子がいるのを知っている人もいることでしょう。
もしかしたら、それがもう「はじまり」かもしれない・・・
そういう危機感を忘れずに、
子どもたちが自ら命を断ってしまうことのないように、
そんなことしなくていい、安心できる場所を作るために・・・
ひとりひとりが学び、意識し、行動することが大事ですよね。
いじめのない世界、実現しましょう。
子育てLINEメルマガやっています
ぜひご登録ください。