関東からはかなり遠いので迷ったのですが、どうしてもこちらを見たかったので先日奈良国立博物館に行ってきました。

 

 

オセアニアやポリネシア、アジアなどの伝統的な儀式や仮面などがたくさん飾られていて楽しすぎでした。

日本の南の島にもこれに似たような仮面や衣装を着るお祭りや儀式がありますよね。地理的にもこれらの地域に近いので何らかの影響は受けていそうです。

漫画のキングダムに出てくるかりょうてんも、こんな感じの衣装を着ていたので、このあたりの地域にルーツがあるということなんでしょうか?

 

これらの仮面や衣装は、地域は異なっても見た目はどことなく似通っているようにも思われたのですが、そこに込められた意味については各地域ごとでかなり異なっているようです。

例えば人の死についても、喜ばしいものとらえたり、不吉なものととらえたり、さらには死は全て敵の部族の呪いによるものと考えるという地域もあるようです。

 

大好きな鳥であるヒクイドリの仮面もありました。一部に本物のヒクイドリの羽毛が使われているそうです。

 

 

この展示以外にも、世界各国の古代から20世紀の考古資料や民俗資料が展示されており、かなりのボリュームでした。

 

古代ローマ時代の器の破片です。現代でも通用しそうな洗練されたデザインですね。

 

幌子と呼ばれる看板です。20世紀の中国のものです。

 

また、なんの下調べもせずにお隣の仏像館にも行ってみたら、金剛力士像が展示されていて驚きました。

教科書等で見たものの現物を見ることができて感激でした。想像以上の迫力でしたよ。

 

奈良国立博物館は定期的に楽しそうな企画展をやっているので、ぜひまた訪れたいです。

10月から開始する正倉院展も行ってみたいけど、さすがにそんな頻繁に行くのは厳しいか。。また、今回の展示物は、天理参考館からのコレクションがかなり展示されているそうなので、天理参考館についてもいつか行ってみたいものです。