久々の宝塚観劇ですが、GWということもあり本拠地に遠征してきました。
年始に上演されていた、月組さんの作品を配信で観て、ものすごくよかったので、衝動的にムラのチケットを申し込んでしまいました。
お芝居の方は、三国志の呂布を題材にした物語です。
私はもともと三国志が大好きなので、かなり期待していましたが、想像以上によかったです。

まず、全体的に演出が素敵で、これだけでもチケットの元が取れる勢いでした。
娘役の役があまりないという裏事情もありそうですが、とにかく娘役のダンスシーンが華やかで、レビューなみのクオリティでした。あと、映像の使い方も美しかったです。
そして、さらにストーリーも手に汗に握る展開で楽しめました。原作である三国志演義の大筋は抑えつつ、こういう展開で来たか!という場面が目白押しでした。
また、呂布が主人公ということで、呂布陣営に絞って話を組み立てた点もよかったです。ここで欲張って劉備や曹操の話も入れてしまうとストーリーが取っ散らかってしまう恐れがあったかなあと思います。
とはいえ、劉備や曹操といった連合軍のちょっとした見せ場的なものもあり、しかもビジュアルもかなり似せていて、三国志ファンとしては胸アツな場面もありました。
呂布を演じているトップスターの鳳月さんは、ダークな悪役もかっこよく演じておりさすがでした。血しぶきを浴びている呂布のシーンが巷で話題ですが、パンフレットを読むと演出家の先生の癖らしいです。
雪蓮役の天紫さんは、華やかな衣装がとてもお似合いでした。特に董卓の前で舞うシーンは圧巻でした。このシーン、董卓役の風間さんはきっとゲスい笑いを浮かべながら舞を見ていることを期待して表情を見てみたのですが、割と普通の表情で、あまり雪蓮に魅了されている様子もなく意外に思いました。が、この表情は次のシーンにつながる伏線だったんですね。この辺りはうまいなと思いました。
あとは、赤兎馬役の羽音さんの踊りの表現力が素晴らしいかったです。馬っぽさもありつつ、妖艶な魔物っぽさもありつつで、呂布が惑わされてしまうのも無理はないかなあと思いました。
また、何皇后役の妃純さんの、見た目や声のトーンなどを含めた演技がものすごく何皇后っぽくてよかったです。
というわけでお芝居の方は大満足でしたが、レビューの方は水晶宮殿(クリスタルパレス)という演目でした。
お芝居の方は、映像の使い方もとても美しかったのに対し、ショーの方の幕間のこのビジュアルはちょっと微妙だなと思い若干不安だったのですが、、実際のところはかなり良かったです!
第一楽章の風間さんの演じるデビル・フリーザーの暑苦しさもかなりかっこよく、第二楽章の氷の古城のシーンで完全に持っていかれた感じでした。
ただ、今回席が1階の通路際で、客席降りで相当な至近距離でジェンヌさんを見てしまった衝撃により、途中から記憶が薄れてしまいました。今回ストーリーのあるショーだったのでその辺をもう少し味わいたかったのですが、そのような余裕もなくなってしまいました。
とはいうものの、ショーの方も、考えるな感じろ的な観点ではとても楽しめたのでよかったです。東京で観れるかがまだわからないのですが、東京ではもう少し落ちついてショーを見れたらと思います。

