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長くブログ更新をお休みしておりました(汗)
DAY3。
この日は たぶん 闘病生活の中で一番身体的に危ない日だったと思う。
色々なことが一気に起こって ヒヤヒヤした1日だったのです。
事前に吐気止め点滴30分
3種混合抗がん剤と利尿剤点滴持続
ステロイドと生理食塩液も点滴
朝の採血は良好で、ガン細胞は思ったより速いスピードで壊れているらしい。
昨日1日考えた結果、午前中に尿道カテーテルを挿入。
何とも言えない不快感と痛みに もん太は耐えた。
私はというと、尿道カテーテルが思ったより太い管でビックリ。
そら痛いだろうな、と。
朝は少し話す余裕があったけど、昼から体調が悪化していく。
手で測る酸素計の値も75〜78と悪い、、、
でも採血での血中の酸素量はそこまで悪くないので
とりあえず酸素濃度を8〜10に設定して様子を見る。
夕方、体調が最も悪くなる。
もん太がすごく辛そうで、話なんて一切できない状態に。
何度も心拍数の装置が鳴り、ナースさんがその度確認しにくる。
夕方、T先生の回診。
夕方の採血結果で腎臓の数値がすごく悪くなっているらしく
血中にカリウムとリンが多量に出てきていているので
ものすごいスピードで腫瘍崩壊がもん太の中で起こっている状態である、と。
それらはオシッコだけで体外に出していかなくちゃダメなのだけど
それが十分に出来ていないから腎臓に負担が掛かって悪くなっている。
カリウムの値が高いという事は腎臓に悪さをしている証拠なのだと。
これも副作用の一種らしい。
そういえばちらっと言ってたかもしれない。
T先生は一時的に血液透析を今日の夜か明日朝に行って
負担を軽くした方がいいと考えているそうで
腎臓内科の先生と至急相談します、と。
それに加えて、呼吸の値が夜や寝る体勢の時に凄く下がるので
一時的にマスク型の人工呼吸器を装着した方がいいかもしれないというのだ。
血液透析。
人工呼吸器。
どちらも機械に頼る治療法、ということしか知らない私。
苦しそうなもん太を見ながら、今からそれらを施されるかもしれない と思うと
ゾッとしたのを覚えている。
もう時刻は夕方6時過ぎ。
家には小さな息子が待っている、けど、このままもん太を放って帰れない。
だって血液透析するのも、人工呼吸器するのも
専門家と今から会議して 決まるのは今夜だって先生が言ってるんだから。
不安がる私を見てナースさんが
今夜 不安であれば泊まっても大丈夫ですよ と声を掛けてくれた。
でも もん太が
息子が待ってるから 帰ってあげなきゃダメだ。
俺は絶対大丈夫だから。
て力強く言うから、彼を信じて帰ったのである。
でも、その日は心配で心配で まったく寝れなかった。
運のいい事に 結果的には人工呼吸器も血液透析も行わずに済んだ と
翌日の朝 ケロッとしたもん太から聞くこととなる。