Ready Steady Go! -17ページ目

Ready Steady Go!

Season Concept
   ~ London Eye ~

昨年12月のロンドンステイ。

ホテルをチェックアウトしてから19時間半後、ロンドン時間翌日の午後1時半、無事にヒースロー空港ターミナル1に到着。

急いで税関検査に向かうが、わずか30人ほどの行列でさほど時間は掛からないと思っていたが、使用している窓口が一カ所だけなのと、ここはロンドン、世界中から多国籍入国者がやってくる。

私の前の人たちは随分と時間が掛かるお国の人たちのようで、まったく進む気配はなし。

ある方法? ( あくまでも合法でモラル的にも問題なく ) で前に並んでいる人たちを追い抜いて、さっさと入国検査終了、パスポートにスタンプを押してもらい一件落着。

予約していたミニキャブドライバーの < GOTODA > のサインボードを見つけて、駐車場から乗車、これから予約しているアパートメントまで40分ほどの道のり。

随分と久しぶりの12月のロンドン。

途中、窓から見える冬景色はすっかりクリスマス・デコレーション。


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やっぱり冬の寒いクリスマスの方が雰囲気もあり、ロマンチックな気分にさせてくれる。


cheers



ロンドンヒースローに向けて離陸して、1時間後の深夜1時半頃から機内食ディナータイムが始まる。

十分なスペース確保で先行きもにんまりハッピー状態で、ごくごく普通のエコノミー機内食だが、美味しくいただく。

食後すぐに睡魔が襲って来て、目一杯足を伸ばした状態で贅沢にも3枚のブランケットにくるまり就寝へと。

目覚めた十数時間後には気温30度の夏から、一転一桁の気温の寒いグレー空のロンドンウエザーがお待ちしている。

2つのスーツケースに夏服と冬服を入れて、ラウンドトリップするのも今回でおそらく5回目。

これまでに気温差40度を経験しているが、30度を超すブラジルの真夏から到着後飛行機の窓から見えた雪景色、ドイツベルリンの気温はマイナス10度で、身体が壊れるのではと心配しつつ、慣れるのに数日掛かっていたように思う。

過酷なスケジュールではあるが、それゆえに珍しい記憶に残る貴重な体験も数々あり。

到着まで3時間半あまりの北アフリカ上空あたりから目覚めて、TAM航空のスカイチャンネルを楽しむ。


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あくびの連発だがここまで飛んでくれば、気分的には何とか持ちこたえられる。

ぐっと背伸びして身体を延ばし気持ちを入れ替え、残りの退屈な時間を耐え忍ぶ。


cheers


本来は普通のメータータクシーだが、南米ではどういうわけか空港までの遠距離はメーターを使用しないで、最初に値段交渉をすることが多い。

今回も事前交渉で料金は決まったが、高いのか安いのか正直よく分からない。

明るいうちの遠距離はまだ安心出来るが、日が暮れた後の遠距離タクシーは暗い中景色が見えず、どこを走っているか分からないので、正直毎回不安がつきまとう。

これまでに一応無事に空港まで届けてはくれたが、到着後訳の分からない追加料金を請求されたり、料金を2倍要求されて警察を呼んだりと、パリのタクシーですでに免疫はあろうとも、ここ南米は正直、異文化の別世界。

言葉も含めて慣れるまでには、まだまだ時間を要しそうだ。

無事にチェックインカウンターで搭乗券をもらいラウンジで時間をつぶすが、数日前から右足首が痛む。

忘れもしない4月、不注意から会社で転び右足首を捻挫。

4、5ヶ月とても難儀したが、半年を過ぎて正座も何とか出来るまで回復していた。

が、今回の滞在中に道路状態の良くないところを毎日かなり歩いたせいか、ステップを踏むたびに痛みが走る。

ゲート12までかなりの距離があるので車椅子をお願いして、更に予約シートの再確認をしてもらう。

シート配列は3-4-3で、私のシートナンバーは33Dの通路側。


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好運にもこの真ん中4シートは私以外座る人はいないそうで、図々しくも4席ブロックしてもらい、私なりのファーストクラス?が完成する。

フライトはANAと同じスターアライアンスグループのブラジルTAM航空。

フライトナンバー JJ 8084便、サンパウロ23時50分発、ロンドン行きに只今搭乗。


Obrigado







ホテルのチェックアウトを午後2時に変更してもらい、午前中は帰り仕度でいつもの如くはち切れそうになるくらいの荷物詰めに勤しむ。

午後はどうしても見ておきたいモノがあり、ホテルから15分ほど歩いてそこに向かう。

このカラフルな美しいチェアに出逢い、恋をしてから5ヶ月後、またこの店を訪れた。


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彼女 / MARTA MINUJIN のプロダクトデザインは、更に私の感性に新たな1ページを与えてくれた。

今回も残念ながら眺めるだけだったが、いつの日か手に入れたいと目論んでいる。

何人かの知り合いにお願いして、デザイナーの彼女に逢える日を心待ちにしている。


cheers
彼女はお気に入りのカフェのウエイトレスで、毎回その姿を見かけていた。

小柄な彼女には、このユニフォームと赤い靴がとても似合っていると思う。


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残念ながらいつも忙しそうだったので、名前までは聞けなかった。

来るたびに思っていたのだが、どことなく表情がフランス映画 < Amelie / アメリ > の 主人公 < Amelie Poulain / アメリ・プーラン役の Audrey Tautou / オドレイ・トトゥ > に似ていて、今回写真のリクエストを。

どこの国の人たちも私のリクエストに快く応じてくれるが、ラテンの血は濃くても思いのほかシャイな感じも受ける。

というか、30年という年月でイギリス人から学んだコミュニケーションスタイルが、もしかすると日本人としては図々しくて謙虚さが足りないのかもしれない。

それでもやっぱり長年の経験、年の功?はものを言うようだ。

動じることなく外国人とコミュニケーションが取れるようになったことを、今は嬉しく思う。


cheers



海外の色んな街に来ると、必ず立ち寄るお気に入りの場所がいくつか出来てくる。

写真のカフェはこの街を訪れると必ず数回はやって来るほどマイテイストで、驚くほど天井が高く贅沢な空間。

もちろん仕事の途中の寄り道なのでのんびりとは出来ないが、午後のアフタヌーンティー・タイム、このラテンアメリカの空気感を目一杯吸い込む。

その時の気分で、カフェコンレッチ、ティコンレッチ、ハーブティー、そしてホームメイドのチョコレートをひとつまみしてリフレッシュ。

誰にも邪魔されない、私なりのリラックスタイム。


cheers


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昨年12月の午後、滞在中のブエノスアイレスで移動の途中、偶然通りかかった踏切。

もちろん信号も遮断機もない状況で列車が近づいて来て、おそらく目の前の駅に停車するとは思ったが、そのまま通過する可能性もありびくびくしながら撮った1枚。

お気に入りの10チャンネルの長寿番組< 世界の車窓から >を自分なりにイメージ。

この駅名も行き先も当然知らないが、ラテンアメリカ、独特な匂いと夏の蒼さがまぶしい午後のひと時をお届けしました。


cheers


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お気に入りのレストランで会食後、ピンポン ( 卓球 ) パーティー があるということで、ローカルな雰囲気を楽しみに出掛ける。

会場は閑静な住宅地で中に入れば、驚きの広さがある。

誘ってくれた彼女を除けば全員初対面だが、珍しい日本人を快くウエルカムしてくれた。

記憶が定かでないがおそらく数十年ぶりに卓球もプレイして、地元のデザイナー、アーティストなどとの異国での交流は刺激もあり、新鮮であった。

翌日が祝日らしく、朝の5時までパーティーは続くそうだが、翌朝からアポイントがぎっしりの私はタクシーを呼んでもらい、皆さんより一足先にご帰還です。

それにしても、パーティー会場の大家さんはさぞかし金持ちなんだろうなと、現金な性格ゆえジェラシーがメラメラとわき起こる?


Cheers



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彼女の名前は、Josefina / ジョセフィナ

ある場所で偶然出逢った女優志望の22歳の乙女

Pretty Girl / プリティー・ガールゆえについつい話し込んでしまい、将来彼女が有名になることを願い、厚かましくも写真のリクエストまで。

おじさまが日本に住んでいるらしく、我が日本国にも興味あり。

女優になれるなら地球の真裏に位置する遠い遠い日本に行ってもいいらしく、今後の為に更に話ははずむ。

再会を約束して、ビッグスマイルで次の仕事の為に残念ながらお別れです。

午後からの仕事にリズムが出て、ついつい表情も緩む。

オフレコですが、異国の美女の前では現金さが取り柄?



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話は昨年12月のブエノスアイレス滞在中にふたたび戻ります。

限られた滞在時間で不慣れな町を歩き回る日々だが、移動の途中で目に止まった真っ赤な車。

通りを横切り急いで駆けつけて、ボンネットを上げてメンテナンス中の彼らにひと言、写真を撮らせて欲しいと。

ずうたいの大きな人たちで、作業中だし一瞬声かけをためらったが、時間がないのと勢いから厚かましいリクエストではあったと思うが、親切にもわざわざ一度ボンネンットを閉じて、ご覧のようなポーズで応えてくれた。


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1931年にデビューしたクラシック・レーシングカー Alfa Romeo / アルファロメオ8C-2300モデル。

1931年イタリアグランプリで優勝、3年連続タガルフローリオ勝利、ルマンでも3年連続勝利と当時としては輝かしい戦績を残している名車。

彼らの説明だとこの写真の真っ赤なアルファロメオは、1933年式で今でも走行可能だそうだ。

偶然だが何ともラッキーな出逢いかと、この後、別のアングルでフロントとバックからも1枚ずつ貴重な写真を撮らせてもらった。


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cheers