当初の16時40分到着予定が18時40分となり、やはり2時間遅れのパリ到着は体力的にも若干きつかった。
それでも預けていたラゲージは早く出て来たので、急いでタクシー乗り場に向かい乗車するが、今日は週末の金曜日で高速道路は想定以上の大渋滞で先が思いやられそうな予感が、、、、、、
望まない事は得てして当たるもので、運悪くやはり長い道のりとなり予約していたホテルまで1時間半もかかり、初夏の巴里、まだ外は十分に明るさはあるが、到着が20時45分ととにかく疲れましたのひと言。
それでも、ホテルのチェックインカウンターのマダムが笑顔で優しく対応してくれたお陰で気分は悪くはない。
急いでバスタブに浸かり一息ついた後、すでにスーパーは閉まり食材は買えないが、隣のコンビニで水だけかって来て、部屋の窓からレ・アールの噴水前の喧噪と景色をぼんやりと眺める。
日が落ちると風も心地よく、眠れるまでのひと時、ひとり時間をつぶす。
明朝は10時からトラノイの展示会からスタートで、ホテルから徒歩で会場まで向かい、2時間半ほど各ブースを見て廻る。
JAS.M.Bをはじめ、顔なじみの出展者の面々に軽くご挨拶の後、今回は天気もいいので念願だったレンタル自転車を借りて、次の会場、カプスルの展示会場まで3段ギア付きの自転車のペダルを漕いで向かう。
このVelib / ヴェリブ、パリの街から車の量を減らそうと始まったプロジェクトで、市内各所に設けられた無人スタンドでこの自転車を借りて、移動した好きな場所のスタンドに返却するシステム。

だが、これまでそのうち、そのうち、と思っている間に随分と時間が経ってしまい、今回念願の初乗車?となった次第であります。
24時間利用可能で、借りてから最初の30分に以内に返却したり、他の自転車に乗り換えれば無料と、うまく利用すれば最初の登録料1ユーロのみでずっと借りられる、何ともお得感十分なシステムに満足。
でも、スタンドでの登録&使用方法がちょっと分かりずらく、電磁石で固定されていて、少し重くデザインはどちらかといえば、日本の言葉でお伝えするとママチャリ?、この自転車に最初は苦戦する。
それでも、何とも言えない多国籍人種の体臭漂う夏のパリの地下鉄車内からエスケープすることが出来ただけでも気分はよく、今回の第一の目的?達成で十分に満足?
パリ市内の自転車の交通ルールを理解しておらず、日本と逆の右側走行、一方通行も多く、歩道は通行禁止で、全ての道を把握しているわけでもなく、目的地の近くに返却出来るスタンドがあるかどうかも分からなし、バスやバイクが往来する車道を走るのは何ともおっかない。
が、が、東京でも滅多に自転車に乗らないだけに、パリの街を自転車に乗り、初夏の風を感じて、何とも気持ちいい。
マップ片手に20分ほどで次の会場カプスルに到着。
幸先良くスタートしたが、驚くほどタイトなスケジュールで、とにかく時間に追われる。
この後は、2番目の展示会場カプスルからお届けします。
Alors