a natural enemy Las Vegas | Ready Steady Go!

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   ~ London Eye ~

前回のブログ、一瞬熱くなりオリンピックの話題に触れたが、ここからは再度アメリカ大陸上陸物語へと。

ほぼ定刻に離陸したANA006便 LA行きは17:05発のナイトフライトで飛行時間が約9時間ほどのため、ヨーロッパのフライトよりかは幾分楽に感じる。

機内アナウンスによるとLAの気温は18度、そこはまるで春を通り越し初夏のような陽気な気候のロサンゼルスに到着。

東京から着込んで来た冬服が邪魔になるほどで、これから税関検査、荷物のピックアップ後、ラスベガス行きへ乗り換えのため、ターミナル移動となる。

知り合いのイギリス人でアメリカの事を良く言う人は皆無、その教育を長年受けて来た後遺症?のため、暖かな気候は有り難いが、やはり一歩表に出てからの雰囲気はどうしても馴染めない。

イミグレーションのポリスやセキュリティチェックの係員など、皆どこか我々をさも奴隷かのように指で高圧的に扱う態度が気に食わないし、愛想がない。

我がアメリカが世界を支配しているがのごとく言葉、仕草、人がかもし出す雰囲気など、とにかく偉そうに感じてしまう。

好き嫌いもあろうが、私はアメリカアレルギー指数100%であろうと自信を持って断言出来る。

そして2時間半ほどのトランジット後、ラスベガス行きのフライトに乗り、これまた馴染めないフェイクギャンブル都市に到着。

タクシーに乗りホテルに向かうが、何千という部屋数を持つ巨大ホテルでのチェックインも行列させられ時間は掛かり、部屋のカードキーを受け取ってからも、はじめのホテルであれば部屋までたどり着くのに10分、15分はあたりまえに時間が過ぎて行く。

道順がすぐに分かれば良いが、迷子になる事数知れず、何が良くてこんな街を砂漠に作ったのか、そのセンスを疑う。

大きい事は良い事だと昔誰かが言っていたが、大きい事だけが取り柄の単なる木偶の坊では、とも思ってしまう。

仕事でなければ絶対に来ないであろうこの街に3泊するわけで、馴染めないどこでも何でもチップ社会の法則も苦手なひとつ。

随分昔、イギリス人に毎朝ベッドメイキングにチップを置く事を話したら、あり得なさそうに驚いていたから、それ以来ノーチップ主義でいたが、アメリカに来るとどうもそういうわけにはいかないらしい。

話を聞いた日本人は100%チップを渡していたし、彼らはチップによって生計が成り立っているとも、説明を受ける。

大したサービスでもないのに習慣的にチップを渡すのは、どうも納得が行かない。

このことも、アメリカ嫌いの大きな理由のひとつである。

満足がいくサービスで、納得が行けばチップを渡せばいいが、どのレベルのサービスでもチップがあたり前では、サービス向上が望めないような気がしてしまう。

とにかく大味で大盛りの食事も興ざめだし、カッコよくないし、スマートでない。

日本はチップの習慣がない国だが、そんなものがなくても世界で一番だと誇れるサービス精神が旺盛な国民性である。

チップに必要な1ドル紙幣をポケットに突っ込み、今日から3泊、この街で過ごすのでした。

cheers