心身ともに蓄積してしまったストレス解消が目的だったはずのつかの間の息抜きも、運悪く予期せぬ濃厚な出来事に見舞われ、逆効果となってしまった感は拭いきれない。
されど、海外での貴重かつ希少な体験、特に異文化でのその国それぞれのお国柄と人柄にふれることは、旅を充実したものにしてくれる。
町の景色、食事、そして言葉も違う偶然出逢った異国のひとたちとの出会いは、国内では味わえない美味しさがある。
たまには予期せぬ出来事にも遭遇してしまうこともあるが、これもサイドディッシュ的に考えれば、想定内なのかもしれないはずだ。
そういう意味では今回のカンブリでの滞在は、今後二度と会う事がなくても見知らぬ異国の者同士がつかの間の時間を共有出来て、決して贅沢ではなかったがブラジルの自然にも触れて、小さな感動なりに得るものは大きかった気がする。
今年9回目となる海外出張、ここブラジルが今年4回目を数え、片道フライト30時間を越す長旅に耐えて来た自分に自分でささやかなご褒美を進呈したわけです。
別に望んでいるわけではないが、何をしてもどれだけ頑張っても当然誰も褒めてくれることがないわけで、自画自賛がお得意の私には、異国の新鮮で無垢な空気感がリフレッシュするご馳走となるのでした。
百パーセントとはいかなかったが気分的にリセットして、ここサンパウロにふたたびやって来た。
2週間の今回のブラジル滞在、後半戦のホイッスルが鳴って、必死になって頑張らなければならない新しいモノ探しの過酷な6日間が始まる。
限られた時間での短期決戦、プレッシャーは当然あるが、勝負にも己にも負けたくはない。
cheers