長旅と時差ボケに悩まされながらも翌日から仕事続きで、溜まりに溜まった疲れを癒す為に訪れたここCAMBRIZINHO/ カンブリジンホ
今晩泊まるホテルは、1泊朝食付きで8千円ほどのアットホームなコテージ風リゾートホテルPOUSADA DAS PRAIAS / ポウサダ ダス パライアス は、サンパウロから170キロほどの所にある。

南米らしい自然に囲まれた、おそらく海外からはあまり観光客が訪れないドメスティックリゾート地のような気がする。

まだどちらかと言えば、晩春初夏のオフシーズンだが、それでもサンパウロから週末やって来る家族連れは多いそうだ。

普段日本では見かけない、南米特有の草木に囲まれた環境

チェックインして良かったのは日没まで、日が暮れて灯りを付けた部屋に居ると、どこからともなく飛んで来る蚊に悩まされる。
あまりの蚊の多さに、日本のように網戸がなくテラスの木のドアの隙間から、おそらく珍しい日本人の血を嗅ぎ付けて、ごちそうとばかりに襲って来てるのではと思ってしまうほどだ。

日本でいうコンセントに差込むペープマット式と蚊を寄せ付けない肌にスプレーするものを借りて使用するがほとんど効果なく、枕元でブーンという蚊の音で眠れずに手で叩いて処理した数は20匹ほどにもなる。

名前も分からない珍しい植物の形と色に、南米ブラジルにいる実感を覚える。

小学生の男の子がいる若夫婦と数名の男性スタッフと女性スタッフで切り盛りしている。
晩ご飯のオーダーは20時までと思いのほか早く終了する。
19時過ぎの日没後は静粛な暗闇の中ひとり部屋に居ると、時々聞こえてくる犬の鳴き声と虫の音くらいで、感傷的な気分にひたる。

自分が日本人ということで、奥さんのミッシェルがこじんまりとしたロビーの片隅に掛けられていた東京ビデオフェスティバル2005の佳作アワードの存在を教えてくれる。
この地域に住むDIRETO DAS PRAIAS / Ms Fabrica do Futuroに、あなたの作品は豊かな発想と優れた表現技術を有し、市民ビデオフェスティバル2005審査委員会は、あなたのビデオ制作にかける情熱を讃え、その見事な成果に対し、ここに『佳作』を贈り、その栄誉を讃えます。と、、、、、、、
Obrigado !