Sao Paulo in November | Ready Steady Go!

Ready Steady Go!

Season Concept
   ~ London Eye ~

あんなに長く感じていたフライトもここまで来ればという心境となり、いよいよ待望のサンパウロ国際空港到着を目前にして気持ちが若干たかぶる。

成田を離陸してからすでに29時間を超え、頭の中はぼんやり思考状態であることに変わりはないが、それでも晩春初夏のブラジルの朝日がまぶしくて気持ちいい。

税関で入国スタンプをもらい、預けていた荷物を引き取りに向かうが、心配をよそにターンテーブルから流れて来るマイ・ラゲージの姿を見てひと安心する。

引き取った後、国内線のTAM航空のチェックインカウンターで再度最後の搭乗手続きだが、国内線の機内持ち込み許容範囲内を遥かに超えている極端に大きな私のバッグを見たスタッフの女性の指示により、中身を入れ替えて預ける羽目に。

それでもほぼスムースに搭乗券をもらい、ゲート前で時間をつぶすが、汗ばむ気温30度近くのサンパウロでは成田から着てきた冬服が邪魔になる。

まわりのブラジル人は完璧に半袖夏服で、違和感がある私の姿に彼らの視線が向けられる。

搭乗した機内で、北アフリカ・アルジェリアからきたオシャレな雰囲気のご婦人の刺繍入りのバスケットが気になり、どちらのブランドか聞くが、残念ながら本国のブランドとのことだけで詳細は分からずじまい。

低空飛行のまま、1時間ほどで目的地に到着。

ここブラジルの現地時間が午後1時15分ということはウィンタータイムで時差が11時間となり、日本時間は出発日から翌々日の午前0時15分ということになる。

成田を出発してから、すでに32時間が経過していた。

ホテルまでタクシーで50分ほど、やっとチェックイン。

部屋のキーをもらい、まずはベッドに大の字になり、気持ちをクールダウンさせて行く。

シャワーを浴びた後、部屋の窓から見える町の眺めに癒されながら長旅を振り返るが、晩春初夏の蒼空から一転して真っ黒な雲が広がり、ブラジルらしい天候の雷と強烈なスコールで出迎えてくれたようだ。

cheers