8月後半から出展準備が始まったが、その時点で一般的な内装の依頼の申し込みはすでに締め切っていた。
最初から時間がない中での進行でイライラ感がつのるが、これも仕事、やむを得ない。
更に2日からパリ&ロンドン出張中で、その合間にインテリア内装を東京の業者と決めなくてはならず、正直、間に挟まれ苦悩の連続で逃げ出したい心境であった。
素材サンプルも見ないで、melissaの要求するインテリアデコレーションを完成させなくてはならず、パリからメールと電話のやり取りだけで決定して行ったわけで、ことばのハンディキャップもあり、モノを見ないで他人のリクエストに応えなければならない困難さは、二度とごめん被りたい。
出展日前日の準備は内心ヒヤヒヤもので、これこそまさにバクチ、自分に最終決定権がないわけで、もし、
内装が気に入らないなんて言われようものなら、我慢出来るほどのキャパはその時持ち合わせていなかった気がする。
無事に事なきを得て、初日を迎えて展示会がスタートするが、有り難いことに来客はひっきりなし?で、嬉しい悲鳴のひと言。
日頃から文句を言うこと?が私の日課のような感じであるが、今回は看板を下ろしてグッと我慢して、内容の中身には一切触れずにおこう。
己の掲げる理想を言っていたら切りがないし、日本の展示会ということもあり、簡単にmelissaスタンドの写真をご披露して、あっさりと終わることに。

人が多い時は、どうしても対応に追われ、

シャツターが切れるのは、人がいなくなった閑散としたひととき

振り返れば、忙しいブースだった気がする。

Zaha Hadid

cheers