Go Berlin go | Ready Steady Go!

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Season Concept
   ~ London Eye ~

今ひとつ盛り上がりに欠け、思ったほどの収穫がないままトラノイ展示会場を後にして、知り合いのフランス人アレックスに教えてもらった昨年の秋にオープンしたばかりのデザインホテルの見学に出かける。

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次回の巴里滞在に合わせて、値段もリーズナブルで真新しい綺麗な部屋を見せてもらう。

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どこででも外国人のように気軽にハローと見知らぬ同士でも挨拶が出来ればいいが、なぜだか日本人同士がすれ違うと重苦しい空気感になりがちなのと、海外ではあまり日本人と接触したくない気難しい私の性分と当分このホテルは日本人として独占したい卑しさから、ホテル名をご紹介するわけにはいかない。

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1階のディナー前ののんびりとした広い空間のレストランでソファーに腰掛けしばしくつろぐ。

駆け足の3泊という短い滞在であったが、知り合いの色んなファッションピープルに会い、日没が午後10時過ぎの夏の巴里をエンジョイして、火曜日の午後のフライトでベルリンに向かう。

久しぶりに天井に頭が着いてしまいそうなくらいの定員50名ほどの小型ジェット機で、飛行機嫌いにとっては緊張の1時間半のフライトとなる。

天候が良かったお陰で大きな揺れもなく、無事にベルリンに到着してホッとする。

タクシーに乗り20分ほどで予約していたホテルに着き、いざチェックインの段階で、ホテルの愛想のないドイツ人女性スタッフと一悶着。

予約している内容はフリーワイヤレスに朝食付きだが、彼女たちはこのホテルには朝食付きのプログラムはないと駄々をこねて、私を困らせる。

予約のコンファメーションを見せるが、日本語だから私たちにはそれが事実かどうか分からないと訳の分からないことを言って来るから、何で日本人がわざわざ読めもしないドイツ語でコンファメーションをプリントアウトする必要があるのか?

自分たちで色んなタイプの部屋と条件を提案していながら、そのサイトで予約した条件がないなど、ナンセンスでいい加減にしてくれと呆れてしまうが、心優しい控えめなツーリストと違い、これくらいの小さな問題は海外では頻繁に起こることなので、免疫力十分な私にとって、日本人を代表して?なめられては困る、そう簡単に引き下がるわけにはいかない気になる。

ラチがあかず平行線のままのやりとりに、後ろで待っているドイツ人の団体さんたちは、早くしろよと言いたげな怪訝そうな表情で自分を見ているが、気にすることはない。

責任者と話をするから呼んでくれと言うと、再度確認してみるから待って欲しいと、最初の時に比べて少しはサービス業とは何かという認識が出て来たらしい????????

待つこと5分、彼女の口から出た言葉は、アイ・アム・ソーリー , ユー・ アー・コレクト。

そんなことは最初から分かっていたことで、自分たちが働いている職場なのに認識が低く、あんたたちの勉強不足以外の何ものでもない。

4、5年前マイナス10度の極寒のベルリンに来て以来、それにしても久しぶりのベルリンだが、これまでと変わらず相性は良くないし、ドイツ人らしい無愛想な態度も相変わらずで、気温のせいだけでなく不快指数は100パーセント。

部屋のキーをもらい、不愉快さを忘れる為に急いでシャワーを浴びて、近くのスーパーに買い物に出かける。

それにしても巴里に引き続き、気温32度とここベルリンもとにかく暑過ぎる。

エアコン設備が十分でないヨーロッパでは、この気温でハードスケジュールで仕事をするのは過酷だ。

それに比べて、ちょっとしたことでもすぐに暑いと口にするスタッフの□□、クーラーの効いた日本で涼しげに仕事をしているかと思うと腹がたつ?????

世界は広い。

日本がどれだけ恵まれた環境か、彼らは何でも簡単に手に入り、優秀なサービスが当たり前の環境しか、まだ知らない。

danke schön in Berlin