boarding NH205 | Ready Steady Go!

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   ~ London Eye ~

別に驚かす気はないが、5月にブラジルから帰国後ちょうど1ヶ月が経った土曜日、ふたたび車を走らせ成田に向かっている。

今回はヨーロッパに向けて出発だが、ANA205便パリ行きの出発時間11時25分に搭乗するにも関わらず、家を出たのが2時間前の9時25分という、正直自分でも内心不安がよぎったほどで、慌てぶりが目に浮かんで来るくらい大変な出発前のバタバタ準備だったわけです。

家の自分の部屋も会社のオフィースも、乱雑に散らかっていた以前より見た目は片付いているのだが、ものを探すとなるとこれが逆効果となり、動かしたことによりどこに何があるのかがすべて把握出来きておらず、今回の準備には、やたらと時間が掛かってしまった。

以前の散らかっていた方がモノの存在だけは頭に入っていたようで、どっちが良かったかは疑問?

昨晩というか今朝の3時にベッドに入り、7時前には起床して準備を進めるが、旅の準備だけではなく、月末をまたぐ2週間ほどを不在となれば、仕事でもプライベートでも、やっておかなくてはならないことが山ほどあり、誰の助けもなくひとりですべてを処理して行かなくてはならず、簡単に旅経つわけにはいかない現実がそこにはある。

経験がない人間には決し分からないだろうが、バカンスに出かけるほど気軽ではなく、旅立つ前準備だけで重労働なのです。

夏の陽射しを正面から受けながら車を走らせるが、焦る気持ちのせいか、いつもより時間経過が早い。

土曜日だから高速道路が空いていると、思い込んだのが良くなかった。

古川橋から一の橋まで1キロほど渋滞で、その後の芝公園近辺もノロノロ運転となり、ここだけで15分を要してしまう。

暑さによる汗と冷や汗が入り混じった状態で、10時半に無事に成田に到着。

この時間だから、すでに手続きをしているひとは誰もいないチェックインカウンターで荷物を預け、搭乗券をもらい、それでも15分くらいは搭乗まで時間があり、ラウンジへと向かう。

30時間以上のフライトを2往復した余裕か、パリまでの12時間ほどがそれほど苦痛に感じていないから不思議だ。

離陸後、ANAのクルーの皆さんの気の利いた親切な対応で幾分気分も良くなり、睡眠不足のくせに調子に乗ってワインを飲み過ぎて、いつのまにか記憶がなくなっていた。

いい加減自分でも呆れるが、これも個性と、あくまでもマイウエイを貫く。

心地よく目が覚めたら、また機内からお届けします。

good night