されど、おそらく我々の業界でありがちな何なにが入荷しましたのでよろしくとアピールすることも、どちらかと言えばブログ上ではやりたくないわけで、どこの誰だか素性がばれているだけに夜のクラブ活動をはじめとする男の性?も隠密にしておきたいし、ワイドショー的な話題や芸能ニュースとかは、あえて私がすることでもなく、品良くおとなの内容をお届けしようと思えば、行く着くところネタに苦労する。
聞くところによると簡単にそうしているひともいるらしい、行間隔が文章行数に比べ明らかに広いスペースで、実際は短文のはずがいかにも長文のように見せかけるトリック?使用で、更に内容は日常的な話題だと頭を悩ませることもなさそうだが、それは性分が許さない。
と、目いっぱいいきがっては見せたが、せっかくの休日なのに雨となれば気分もおのずとお湿りがちで、ここはこだわりを一時的に封印して、スイッチオフの状態で30分ほど急いでmelissaの話題を書き綴ずることに意志&進路変更へと、、、、、
今年30周年アニバーサリーを迎えたブラジルのmelissa/メリッサ2009秋冬のコレクションが、すでに先週店頭に並んだわけですが、何と言っても一番の話題は、キャンペーンガールにスーパーモデルのAgyness Deyn/アギネス・ディーンを起用したことで、プレスブックのカバーも飾っている。

ここで簡単に彼女について触れておくと、イギリスはマンチェスター生まれで、2007年にトップメゾンのランウエイに登場後、今では押しも押されぬ世界的に人気の高いスーパーモデルです。

ブラジル滞在中に聞いたところによると、彼女はもともとmelissaの大ファンで、快くこの仕事を承諾したらしい。

彼女のキャリアは今更説明する必要もないかと思うが、モデルでは珍しいブロンドのショートヘアーにイギリス出身らしくパンキッシュなイメージが強烈だが、melissaが意識する目のつけどころには感心するし、これだけカラフルでポップな雰囲気は、日本ではちょっとお目にかかれない。

日本で今年やたらとレイングッズが流行りだとうたわれている数々のなかで、一般的に言われるブームなどには関心がなく、先駆けて世界のファッションシーンに発信して来た着眼点とバランス良い感覚には、さすがにリスペクトの気持ちがわく。
ここまでプラスチック素材が市場に浸透して氾濫すれば、あくまでも先駆けたブランドとしてのプライドを持って、様々なコピーブランドとの差別化を鮮明に打ち出して行かなくてはならない宿命が待っている。
アギネス・ディーンをキャンペーン・モデルに起用する意図も、ここまで語れば理解していただけるはず。
真似は出来ても、それはあくまでも似非。
ホンモノの格好良さに、常に触れていたい。
cheers