ここ東京はまだまだ冷たい北風が吹きながらも桜花が咲き始め、春の訪れを実感させてくれる。
そろそろオンタイムでこのブログを進行させたいが、この1ヶ月間のあまりの多忙さにまったく筆は進まず、1ヶ月半前のニューヨーク滞在日記をノロノロと書いているが、そろそろ記憶をたどって書くのも飽きてきた。
そうとなれば、さてどこから何から書けば良いかと頭を悩ませるが、最近のスローな進行状況はまったく変わりそうもない。
そんなわけで数回続いたファッション展示会の話題中心のラスベガス&ニューヨーク滞在記は、日頃のアンチUSA精神にのっとって、ここからは超早送りで簡単に済ませることに決定。
ここは潔く?ニューヨークともおさらばで、短かったとはいえ大した感動もなく、振り返れば展示会場からホテルまで毎晩ニョーヨークの夜の街を歩き、寒風にさらされ冷えきったからだだけがやけに記憶に残った気がする。
すぐに思い浮かぶ自分のアメリカのイメージは、コカコーラ、マクドナルド、スターバックス、ファミリーレストラン、コンビニエンスストアと身体を揺すって歩く肥満体型のひとがやたら目についたことくらいだ、
ここまで見事なまでにアンチアメリカを公表すれば、自分とは対照的なアメリカファンに怒られそうで、早々にこの場から退散するのに限るかも?
再度、なぜそこまで嫌うのか?と考えると、答えはやはりこれまで28年間もの長きに渡る私の師匠と呼んでもいい多くの英国人の影響が大きいが、実際にこれまで僅かながらもアメリカ文化に触れてみて、何も感性をくすぐってくれるものに出逢わなかったことが一番大きい気がする。
持参したデジカメも一度もシャッターを押さなかった。
嫌いなことが幸いして超早送りもほぼ終点に近づき、話はニューヨークの最終日ホテルをチェックアウト後、12時30分発のANA009便に搭乗するため、予約していたイエローキャブではなく、最後くらいアメリカを満喫する?意味で、アメ車の黒塗りハイヤーで JFK空港に向かう。
この時期、空港では知り合いのファッション人間の顔もちらほら見えるが、大した記憶もほとんど残ってなく、それくらい印象が薄い滞在だったと、ここからは得意のお酒をいただき、たぬき寝入りするのに限るとばかし、成田までのロングフライトを愉しみます。
目覚めて気がつけば、成田到着間近のアナウンスを理想に、狭い機内での窮屈な眠りへと堕ちて行く。
All the best