For New York | Ready Steady Go!

Ready Steady Go!

Season Concept
   ~ London Eye ~

ラスベガスでの展示会最終日は午後4時までで、その日の午後7時50分発のロス アンジェルス経由のナイトフライトでニューヨークを目指す。

ロスでのトランジットは僅か50分ほどなので、同じエアラインといえども、万が一遅延すれば乗り遅れてしまう可能性もあり、冬のロスで野宿とならない為にも、少しでもスムースに移動出来るようロス行きのフライトのシートを一番前の通路側1Dを24ドル追加して確保。

定刻より若干遅れて離陸したが問題なく余裕ありで、ニューヨーク行きのフライトは機内食がないということなので、搭乗を待つ間、空港内で簡単に晩ご飯をと思うが、忘れてならないのはここはアメリカということ。

いくつかのお店を覗くが、ボリュームだけは満点のファーストフード中心のアメリカンフードに気は進まないが、何かしら口に入れておく必要性はあり、結局、チリドックにフレンチフライで質素に済ませる。

22時14分発、5時間19分後の翌朝6時33分にJFK空港に到着予定。

狭い機内だが、搭乗後は当然のごとくすぐに睡眠へと、5時間後の到着から話は再スタートしますが、思っていたほどJFK空港は広くなく、すぐにターンテーブルに向かい預けていたスーツケースが出て来るのを待つ。

昨年発生したロストラゲージ後遺症のせいか、最近は乗り換えがある時は、特にロストラゲージを心配してしまうが、無事にご対面して、寒風が身にこたえるガンガンに冷えきった早朝のニューヨークの空気に初めて触れて、タクシー乗り場まで向かう。

早く乗車したいが、前に10組ほど並んでいて、皆荷物が多いから乗車に時間がかかる。

そんな時、後ろから誰かが私の名前を呼ぶ声が聞こえて、振り返れば知り合いの女性おふたりさん。

ラスベガスからは別々のフライトだったが、偶然到着時間が同じだったようで、滞在ホテルも近いということで3人でイエローキャブに相乗りしてホテルに向かう。

早朝ということで道も空いていて、30分ほどでチェルシーの予約していたホテルに到着だが、通常のチェックインタイムは午後2時。

果たして6時間も早い時間の午前8時にチェックイン出来るのかだが、とりあえずフロントで女性スタッフに頼んでみるが、返答はいとも簡単にノー。

シャワーを浴びてリフレッシュしたいが小腹が空いていて、ホテルの真向かいにあるチャイニーズベーカリーで朝食をいただく。

中国語が飛び交う店内のショーケースの中のどのパンにするか迷うが、次から次と訪れる中国人の常連客たちはそれがさも当たり前のように朝粥とビーフンをオーダーしている。

無難にふたつのパンとミルクティで、ニューヨーク初デビューがスタート。

寝不足で疲れてはいるが、今日から開催されている展示会D&Aの会場に地図を見ながら、徒歩で向かい、出展しているロンドンからやって来ているJASくんと、エンシャラーのダレン夫妻にご挨拶。

商談?と雑談で時間をつぶし、もう一つの展示会イギリス人の友人ニックがオーガナイズしているランデ・ヴーにも顔を出す。

天井が高いランデ・ヴーの会場に射し込んで来るニューヨークの心地いい午後の陽射しが、眠気を誘う。

ニックに会うのは1月のパリ以来で、セイ・ハロー。

ニックと一緒にいたベルリンの展示会プレミアムのオーガナイザー/アニータに着こなしが良いねと褒められて、写真をお願いされて、得意の自慢ポーズでおどけてみせる。

最近、ベルリンには行かなくなり彼女とは3、4年ぶりだが、以前、彼女がオーガナイズする展示会でビデオ撮りをしていて、偶然その現場を通りかかり、彼女とハグをしているところを撮りたいと要求されたことを思い出した。

再び D&Aの会場に戻り、ダレンに近所の美味しいタパスレストランを教えてもらい、キーロの楫間くんと男同士で、シャレた遅めのランチタイム。

こじんまりしているが雰囲気よく、白ワインで心地よくなり、夕方5時をまわり、ニューヨークでの初仕事はそろそろ終了へと。

2時にはホテルに戻りチェックインする予定が、夕方6時となり、長かった1日が終わろうとしている。

明日からは、melissaが出展しているコーテリーで3日間過ごします。

アニータからのリクエストでファッション人間冥利に尽きる気分をいただき、完璧な自慢話で本日の締めといたします。

cheers