stay in Paris | Ready Steady Go!

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   ~ London Eye ~

タクシードライバーに今回泊まるアパートの住所を伝えて、着いた所はシテ島のセーヌ川の真ん前。

入り口ドアナンバー9だが、住宅街の為あたりに灯りがなく、すでに冬の寒さと暗さも輪をかけて、降ろされた後、万が一住所が間違っていたらと不安がよぎる。

再度、用心深くドライバーに間違いないか確認して、降車後、到着時間は伝えてあったが人影はなく、アパートのオフィースに電話して、待ち合わせを再確認とホテルに比べて、最初は手間が掛かり面倒くさいが、すべて好きで選んだ自分が悪い。

心配になりストリートの先頭まで歩き、住所サインを確認するがあっているので、しばらく待つことにする。

5分ほどでやって来た彼女に、まずは入り口の共有の大きなドア操作の仕方を教えてもらい、予約していたフロア3に向かうが、ヨーロッパのフロア3は日本でいう4階で何とエレベーターがない。

パリ特有の狭い螺旋階段を重いスーツケースを抱えて、一歩一歩上がって行くが、とても一気では上がれず、途中3回ほどぜいぜいと情けなく息切れ状態。

やっとの思いで部屋に到着後、暖房機、洗濯機、電話、パソコンのワイヤレスアクセス方法など一通りの使用方法の説明を受けて、ひとつひとつ問題がないか確かめる。

お湯は間違いなく出るか、トイレットペーパーは備えてあるか、バスタオルはあるか、冷蔵庫は稼動するか、洗濯洗剤はどれか、食器洗剤はどれか、一番近くのスーパーマーケットはどこか、地下鉄の駅はどこか、
これだけでかれこれ軽く30分はかかってしまうが、何とか6日間を無事に過ごせそうな気にはなって来た。

ここでひとつ問題が発生して、フランスらしくパソコンのアクセスが立ち上がらない。

仕事上必須で諦めるわけにはいかないが、どうしても旨く行かない。

仕方なくケーブル使用で使用出来るか確認して,、スローだが一応動いている。

しつこい質問攻めにも嫌な顔をせず、親切に対応してくれた彼女に感謝。

一段落したのでシャワーを浴びてゆっくりしたいところだが、実はもうひとつ仕事が残っている。

この前にも書いたオーステルリッツ駅のコインロッカーに預けているブラジルで使用した夏服用のスーツケースを取りに行かなくてはならない。

川沿いで寒風強く凍えそうだが、初めてのシテ島滞在で慣れない地理にマップを見ながら地下鉄の駅を目指す。

本音は泣きたくなるくらいクタクタだが、本日最後の仕事と気が進まぬまま夜道を歩いてゆく。

繁華街ではないだけに、真冬の夜道の暗さが余計不安に陥れる。

過去も今も、そしてこれからもきっと当たり前で在り来たりな普通を嫌う性分がゆえ、慣れない海外といえども、手間ひまが掛かり面倒くさいことを承知で、それでも人と違うことの存在価値を追い続けて行くのでしょう。

cheers