Discover Paris 2009 | Ready Steady Go!

Ready Steady Go!

Season Concept
   ~ London Eye ~

現在、未だブログ上は1月の巴里滞在を書いている途中だが、実を言うと約1ヶ月ほどのタイムラグがあり、2月にはあまり気は進まなかったがラスベガス&ニューヨークにも行って来て、現在は再度、巴里行きのANA205便の機内の中で書いている。

そんなわけで、前回までの内容のフラット到着から、少し早送りで巴里滞在をお送りします。

やはりここは海外ということが実感出来る部屋の中での小さなアクシデントをご紹介すると、コインロッカーに預けていたスーツケースを取りに行き部屋に戻って、冷えたからだを暖めてリフレッシュするためにシャワーを浴びるが、排水溝の水はけがかなり悪く、お湯を出しっ放しだとどんどん足元にお湯が溜まって来る。

何かしら発生するのが海外滞在の常だが、バルセロナでの洗濯機の水漏れもあり、付いていないとはこういうものと諦めの境地。

明日、部屋のエージェントに電話して、修理依頼をしなくてはならないが、果たしてやってくれるものか?

29日から始まったいくつもの合同展示会は、残念ながらここ最近の中でも最悪の雰囲気で来場者はかなり少なく、盛り上がりに欠け、世界同時不況の波は間違いなく我々の業界も押し寄せている。

会期中出来る限り日本人との接触を避けて、水を得た魚のごとく外国人との交流に一段と磨きが入るが、4日間ひとつひとつお届けするには時間が足りないため、展示会最終日の2月1日の夜、打ち上げミニパーティーをやるかからと、ブラジル人チームからお誘いを受ける。

サンパウロのレストラン/ フィゲイラで食事を一緒にしたサラとパトリックは昨晩あまり寝てなく疲れているからパスしたいといっていたらしいが、KAZU ( 私のこと)来るなら行くわとの返答で、ブラジル人コミュニティ内でのKAZU人気は自分も驚くほど高いらしい。

実は私も、ロンドンで1日休みらしい日を過ごしたが、その後8日間 働き詰めでmelissaスタンドに4日間居座り、更にいくつかある広大なパビリオンをひとつひとつ見て回り、明日の日本帰国を考えると部屋でゆっくりしたい気もしていたが、せっかくのおよばれ断るわけにはいかず、展示会終了後部屋に戻りクイックシャワーで待ち合わせ場所のサンジェルマン・デュプレの老舗ステーキレストランに20時30分の集合時間に若干送れるが参上する。

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全員が揃った21時30分からポルトガル語中心の会話で大いに盛り上がるが、サラが気を使ってくれて英語で通訳してくれる。

ラテンの血の濃さをまざまざと見せつけられ、赤ワインのボトルが留まることを知らず次から次へと空いてゆく。

間もなくブラジルではカーニバルシーズンが始まるが、私自身実体験はないが画像でみるあの熱気は彼らの本質で、普段からワインを飲むことは水を頂くことのようだ。

時計の針が23時を回り、レストラン内のお客さんも徐々に減って来ているが、我々のテーブルはまだまだ盛り上がりの真っただ中で、一体いつまで続くのか、あくび連発の私はワインの酔いも手伝い、かなりキツくなって来た。

日付が替わり24時を回った頃、レストランもそろそろ終了で皆もやっと重い腰を上げ始める。

支払いが終わり表に出てもすぐに解散の様子はなく、それぞれ帰国日&方法は違うこともあり、再会の約束などでフィナーレまで盛り上がる。

日曜日のこの時間サンジェルマン・デユプレも、さすがに人通りはまばらでタクシーすら捕まりづらい。

まだ地下鉄は動いているから時間だから少し酔いをさまそうと、これまでの長かった25日間の旅を振り返り、ひとり歩きながらもの思いにふけりながら、巴里の夜の灯りを楽しむ。

地下鉄は人もまばらでもの想いにふけるにはちょうどいい。

海外ではひとりぼっちの時間が多いが、誰にも邪魔されない自分にとっては貴重な至福のとき。

黄昏れるのも、もの想いにふけるのも、これだけ経験すれば十八番(おはこ) そのもの。

20分ほどで部屋に戻った頃、ほどよいワインの酔いの余韻が最後の夜を心地よく導いてくれる。

しーんと静まり返った部屋のソファに座り、ぼんやりとこれまでの長旅の記憶を追って行くと、自然と目頭が熱くなる。

この広い世界で、人とひととの関わりの大切さを痛感させられてきた。

普段めいっぱい強がっている私でも、もしかするとそろそろ日本が恋しく感じるホームシック症候群かも?

all the very best