15時30分のフライトに乗る為、カポ・フリオを10時半には出発予定で準備していたが、なんだかんだで出発は11時となる。
高速道路がスムースに流れれば、約2時間後の1時過ぎには到着出来るはずだが、ここはブラジル何が起ころか分からないが、絶対に乗り遅れるわけにはいかず、ずっと緊張感が続く。
ほぼリオに近づいてニテロイ橋を渡る頃、ガソリンが残量警告ラインに達し、スタンドを探すが、高速道路にいくつもあったが、クリスくんまだ大丈夫だとイギリス人らしい間抜けな意見だが、正反対の日本人の意見は早めに給油していた方が安心出来ると、国民性の違いからいつもぶつかり合う。
橋を渡り終えると国際空港まで残り僅かだが、標識が分かりづらく間違えるととんでもないことになる。
ガソリンも底を付きかけヒヤヒヤの心境で車を走らせるが、路線を右へ左へと危なっかしくブレながらも何とか空港手前までやって来て、スタンドを見つけ給油するが、何と現金のみでクレジットカードが使えないと、、、、、
だから言ったじゃないかとここでも一悶着、過去スペイン・イビサでガス欠になり、山中でとんでもないことも体験していることなど全く記憶になく、その暢気さには呆れるが、お互いの異文化、習慣の違いによる意見相違は、昔も今もかわらない。
後はレンタカーを返却して、そこからシャトルサービスしてもらい空港到着。
大荷物を抱え、まずはサンパウロ行きのチェックインカウンター行き、搭乗手続きに入るが、ここでひとつ問題が発生。
リオ・サンパウロ間とサンパウロ・パリ間を別々に予約していた為、同じエアラインでも一度サンパウロで荷物を引き取り、再度パリ行きに搭乗し直せと言われるが、面倒く臭くて仕方ない。
何とかならないか交渉してみると、50リアルづつ合計100リアル払えばパリまで運んでくれるとのことで、渋々、納得して別カウンターに支払いに行くが、並び直すとなるとすでに大勢の人が待っているので、支払い後すぐに搭乗手続きして欲しいとの要求は意外とあっさりと受け入れてくれる。
そして搭乗券を受取り、30メートルほど進んだ所で、預けた荷物の半券をもらってないことに気がつき、引き返すが、時間が過ぎて来ているだけに、大行列で身動きが取れないほど。
皆、大荷物をカートに乗せ並んでいるため、割り込んでカウンターまで行こうとするが、思う様に進行出来ず、係員のいい加減さに苛立って来てしまう。
カウンターにたどり着き、他の乗客の手続き中の担当者だった彼女と目が合い、あんたまだ何か、と怪訝そうな視線を送って来るが、冗談じぁないよと、あんたが忘れているから、二度手間でと文句を言うと、一応ごめんなさいとの言葉で納得。
随分時間を取られてしまったが、マドリッド経由でバルセロナまで行くクリスくんはというと、自分より後に来たくせに、とっくにどこかに行ってしまっている。
シートナンバーは2Cと前方で乗り換えで動くには都合がいい、クリスくんはどこに座っているかは知らないが、かなり後ろのはず、そして100リアルをケチって、再度マドリッド行きに搭乗し直すようだ。
ここでも国民性の違いと感覚の違いが顕著に現れるが、私は到着後、さっさとひとり国際線のセキュリティチェックを済ませ、AMEXのラウンジへ駆け込み、出発19時40分まで2時間ほど時間をつぶす。
クリスくんから電話がかかって来て、お前どこにいるんだというから、説明して待っているとカードを持ってないくせに堂々と入り込んで来る。
受付に誰もいなかったから、平気だったと、、、、、、、、、
閑散としているラウンジでこれからの12時間のフライト、2時間後パリで乗り換えてバスセロナまでのロングフライトを前に、少しでも英気?を養う腹ごしらえ。
クリスくんは1時間後の出発なので、お先にとラウンジを出ようとすると、俺も一緒に行くと。
大丈夫だからゆっくりどうぞという優しい言葉にも、万が一、退出時に面倒が起こると厄介だからとビビってしまい、カード会員でなく、万が一、お前は誰だといわれたら困るからと自分と一緒にこそこそと隠れるように受付嬢の前を通り過ぎるが、まったく問題なく通過。
別々のゲートなので、ここでお別れ。
See you Barcelonaで、約17時間後に予約しているアパートメントで再会予定です。
搭乗した機内は満席だが、運良く私の所だけ窓際から2席空いていて、2シート使用出来て小さなラッキーをゲット。
23Kを予約していたのに間違えて33Kにかえられていたけれど、結果オーライでパリまでの寒い機内が予想される12時間のTAM航空の空の旅が再び始まります。
明日は色んな人に出会い満喫した10日間の充実したブラジル滞在を、記憶をたどり振り返ります。
Obrigado