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   ~ London Eye ~

2009年を迎え仕事始めとなる本日、改めまして新年のご挨拶を。

好天に恵まれた東京の元旦は、気分一新するにふさわしい青空で、道も空いていて排気ガスも少なく、澄んだ空気感がより気持ちよく新年を迎えた気分にしてくれる。

幸せな9連休の方々とは違い、貴重な3日間の短い正月休みだけに有意義に過ごさなければと気持ちを入れるが、たまにはのんびりしろよとお屠蘇気分で誘惑されて、心の葛藤に手こずる。

それでも重い腰を上げて、まずは部屋の掃除と片付けに奮闘するが、何かしら気が散って集中出来ず進行は思いのほかスローペース。

年末から計画していた通りには進まないまでも、何とか手を付けたらしい形跡は残さねばと要らぬ汗をかく。

掃除にも飽きて来て気分転換に会社に出かけ雑務の後、初詣に出かけるが、思いのほか長蛇の列で一度Uターンして、仕切り直しで夕方から虎ノ門の金比羅さまに参拝して、2009年の神様も呆れるくらいの目一杯の祈願。

今年1年を占う?意味でもおみくじを引いてささやかな正月気分にひたり、元旦はあっさりと過ごす。

のんびりとしている場合ではなく、アメリカ主導型の国際社会情勢がこれだけ冷え込めば、不動産をベースに多種多様な金融商品で利益を追求して歓喜雀躍していた大手でさえ、今となれば世界同時不況の大転換期と真っ向から勝負しなければならないほど、窮極し始めている。

某新聞の記事にファッション業界最大手のふたりの社長のことばを読んだ感想として、ひとこと言わせてもらえば、金儲け至上主義で資本にものをいわせ、ここぞとばかしやるだけやって今日のような似たり寄ったりの同質化したマーケットとなってしまったはずである。

今は資本主義が始まって以来の最大の危機、先行きもどうなるのか、本当に読めない。まさに視界ゼロの状況だ。

これまで業界が一つの方法論として見いだしたビジネスモデルが終焉しつつある。

行き過ぎたクイックレスポンスが供給過剰と同質化を招き、多様化する消費者ニーズに対応出来なかった結果。

単純に市場での売れ筋を無限大で過度に追求して、山積みして大量に供給してきた結果、同質化という弊害を生んで、消費者から離反を招いた。

と書いているが、それを先頭に立って実践していたのはこの方々のはず?

以前からいっているように本来ファッションとは個性豊かな自己表現のはずで、上記のような餌に埋もれ、肥れる時に目一杯肥満体型になるくらい詰め込んで、後で病が発症する山積み商法ではないはず。

需要を喚起させるためには、消費者をワクワクさせる仕掛けが重要だ。とも書いているが、このひとたちのいうワクワクとは、一体どういうものなのか?

私を含めた弱小者と温度差があることは当然だとしても、ファッションをつまらなくしてしまっている原因を正しく認識しなければ、同じことの繰り返しのように思う。

紙面を賑わせるのは、最近ではH&Mやふたたびブームらしいユニクロなどなど、、、、、、

もっともっと、規模は小さくとも個性重視でロマンチックに夢を語れるくらい頑張っている人たちがこの日本にも少なからずいるはず。

どこにでも溢れているものより、なかなかみつけることが出来なくて、足を使ってカッコ良いモノ探しを楽しむべきなのに、、、、

大手支配産業を支えるファッション人間の傍らで、大手企業支配に背を向けて戦っているファッション人間もいる。

どちらが正解ではなく、どちらが情熱的か、どちらが魅力的か、だと思う。

流行のみの躍らされ行列して、そして短時間でブームが去り、捨てられる。

今後のファッション業界を予見出来れば、こんなに簡単なことはないが、ヒントはどこかに隠れている。

英国のファッションクィーンは以前こういっている。

It`s difficult to be avant-garde today. People have got used to everything.

Joe Casely- Hayford は、以前こういっている。

I look beyond this period of bland, aspirational consumerism in the hope that a more meaningful alternative may emerge.

某デザイナーは、以前こういっている。

Look for quality in everything.

Try to work with honesty.

在り来たりから変化が訪れることを期待して止まない。

新年早々、私の僻みと愚痴の重たい雰囲気に最後までお付き合いいただき、深謝。

All the best.