UK-Japan 2008 | Ready Steady Go!

Ready Steady Go!

Season Concept
   ~ London Eye ~

今回たった2泊3日のベリーショートステイではあるが、目覚めた翌日からロンドンにしては珍しく秋晴れで、日中は半袖でいられるほどポカポカ陽気で心地いい。

巴里の展示会の後、息つく暇もなくロンドンにやって来た理由は、日英外交関係樹立150周年を祝うUK-Japan 2008の様々なイベントが日本各地で開催されていて、巴里に飛び立つ前に池袋パルコでこのイベントUK-Japan 2008に参加する企画があり、10月23日から11月9日までの18日間、Ready Steady Go ! は参加する事に決定したのです。

突然のお話で時間的にもかなり難しく思っていたが、巴里滞在中に悩んだあげく最終決断を下す。

これまで23年間、私なりの英国ファッション界とのコネクションを最大限に発揮して、デザイナーブランドYMCのJIMMY、バッグデザイナーJAS M.B. スカーフマフラーのGlen Princeのマーク、シューズのGeorge Cox、シューズのHudson、デザイナーハットのFred Bareなどへの声かけで、皆さん賛同してしくれて、商品を急ぎで送ってもらえる約束を取り付け、まずまずの内容に気持ちは前向き。

もう少し時間があれば、もっと多くのイギリスブランドに声かけ出来たが、僅か数日ではやはり限界はある。

それでも、日本人嫌いを自認している私でも少なからずファッション業界の人たちと親交があり、ご近所さんのキーロの楫間氏やスタイルの鶴田氏にもお願いして、協力してもらえることもあり、売り場のイメージ的には昔も今もUKファッションを愛し続け、まったくぶれないスタンスでRSGO! ism満開で完璧なUKファッションステージが出来上がるはず。

他人と同じスタイルが嫌で、まねされる事を極端に嫌い、先駆けることを使命と信じて、苦悩しながらもここまで戦って来た『 I LOVE UK FASHION 』という情熱は誰にも負けない自負がある。

これまでの23年間でイギリスブランドをどれだけ先駆けて紹介して来たことか?

ブームに左右され易い日本人気質に反旗を翻し、ビジネス上、あくまでも自分のスタイルにこだわることは容易ではないが、貫き通す自分の姿勢にまるでそれは自画自賛状態で惚れ込んでいる。

Duffer of St George, Joe Casely-Hayford、Box Fresh 、 Burro、Fred Perry、PPQ、Bensharman、Lonsdale、Patric Cox、Fred Bare、merc、Nigel Hall、Ian Batten、HOPE & GLORY、Hackett、UK TODAY、JOHN MOORE、Trickers、Hussein Chalayan、Hilditch& Key、HUDSON、George Cox、LOAF、RAP、ALFRED SERGENT、LOAKE、DR MARTENS、JOHN SMEDLEY、JAS MB、SQUIRE 、、、、、

最近あまり耳にしなくなったちょいワルおやじ。

ファッションを愛し続けている私にとって、このコピーにどれだけ嫌悪感を感じた事か。

そして、このコピーにどれだけの人間が踊らされたか、マジに受けて右に倣えしていた薄っぺらい日本のファッション文化は見ていて慈悲の念が沸き起こる。

海外に行けば分かるが、ブランドでは決して買えない個性を重要視した実のあるファッションが活き活きとして見える。

日本では当たり前のごとく情報とデータを参考書に、似たり寄ったりのユニフォーム化してしまった装いばかり。

確かに日本人は起用で勤勉ではあるが、オシャレではない。

ファッションが安逸化してしまい停滞気味のこういうご時世だからこそ、刺激的で輝き多かった80年代のUKファッションに焦点を向けるべきである。

ヒントは、必ずそこにある。

きっとこういう話が舞い込んでくるのも何かの縁。

溜まりに溜まったフラストレーションのはけ口に、いいたいことを言わせてもらい、幾分すっきりした気分で自分にしか出来ない、あくまでもスタイルにこだわる数週間がUK-Japan 2008の舞台で帰国後、始まります。

all the very best.