around Paris | Ready Steady Go!

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Season Concept
   ~ London Eye ~

何とか展示会最終日までこぎ着けた感じで、Tranoi展のmelissaスタンドは大盛況のまま、無事幕を下ろした。

今回、エントランスにmelissa x ZAHA HADIDの巨大オブジェを展示するなど、注目度はダントツによく、4日間は過ぎ去れば、あっという間だった気がする。

ほっとする一方で、これで2週間まったく休みなしの移動の連続で、からだが当然のごとく、お疲れサインを出してくる。

この2日間、久しぶりに夜のクラブ活動も活発化したこともあり、鏡に映した目尻のしわが証明するようにご無理は極力ご遠慮された方がよろしいのでは、と訴えている。

今晩は静かにホテルの部屋で休息して、Tranoi展で5日までの4日間缶詰状態だったことで、ほとんど他のブランドを見ていない事から、6日まで開催している巴里市内のいくつかの展示会場を強行軍ではしごする予定。

ファッションを愛し、仕事が好きだからこそ出来る事だけど、聞くところによると、どの展示会場も世界的な景気後退で来場者が激減しているらしい。

そんな中、やはりからだの小さい日本人バイヤーは、いったい何をしているかは知る由もないが、とにかく姿は目立つ。

といっても、出で立ちやルックスがオシャレでという事ではありませんので、くれぐれもお間違えないように。

秋の様相満載のシャレた巴里の街を歩くのは、ヨーロッパ滞在中の愉しみのひとつではあるが、日本人には会いたくない。

オペラ近くのグランドインターコンチネンタルホテルを会場に開催されているBOXには、大勢の外国人の知り合いがいて話が盛り上がる。

チュイルリー公園内にあるクロージングのアトモスフェールとシューズ、ハット、ジュエリー、小物雑貨のプルミエールクラスの会場に移動するが、最終日なので6時にクローズと慌ただしくブースを見て回るが、気の合うヨーロッパ人の知り合いのブースでシャンパンサービスを受け、立ち話に花が咲き、前に進めなくなってしまう。

6時近くになり、閉店?準備に取りかかる中を、しまいかけてるサンプルを覗き込むように見て、少しでもお目にかなうものを探そうとするが、そろそろタイムアウトの鐘が鳴る。

勧められるままに飲んだ心地いいシャンパンの酔いとともに、夕闇せまる公園のシートに座り、ひんやりした風を感じながら、今回の巴里滞在を振り返る。

明日は午後のユーロスターで、半年ぶりのロンドンです。

cheers