Tranoi Party at the showcase | Ready Steady Go!

Ready Steady Go!

Season Concept
   ~ London Eye ~

案の定、想像通り定時の10時にブースに来ていたものは私を含めて数名のみ。

昨晩の余波が、これほどまでお見事にご披露されると苦笑いするしかありません。

更に10時半の日本のクライアントさまとのアポイント時間が迫るが、担当者は未だ現れず、朝から内心穏やかでいられない。

結局、15分待っても登場せず、何ともお粗末な気分のまま、釈然としないが謝罪するしかない。

ある程度異文化&社会通念の相違が当たり前なのは分かっちゃいるが、日本人であることを誇りにも思う反面、外国人との接触が多い分だけ彼らの気楽さというか、簡単にひとことソーリーで済ませてしまう神経が羨ましい。

未だ若干の時差ボケも感じつつ、忙しい週末で気がつけば展示会3日目が終了。

今晩は、コンコルド近くのセーヌ川沿いのクラブ THE SHOWCASEでTRANOI PARTYが行われる。

昨晩の疲れもあり、おとなしく静かにホテルで過ごすのが利口なはずだけど、行こうか、行くまいか、どうでもいいようなことに随分と迷ったあげく、結局、決断はゴー。

今晩は巴里のナイトスポットで秋のイベントが目白押しとの情報満載のサタデーナイト

11時にホテルを出て、地下鉄でクラブに向かい、久しぶりのクラブナイト夜遊び、会場は大勢のオシャレをした巴里っ子でごった返している。

ほとんど日本人を見かける事もなく、フランス人と懐かしいインベーダーゲームに興じるが、何十年ぶりだし、当時より幾分進化した画面に操作は手こずり、すぐに撃沈される。

窓の外にブルーライティングされたエッフェルタワーがロマンティックなムードを誘うが、現実はそんなムードのかけらも感じられない。

1時半で地下鉄終電となるが、いつの間には時間は2時。

エッフェルタワーもスパークリング点滅の輝きをフィナーレで消灯。

皆は始発までいるというが、そろそろ限界で一足お先にクラブを後にするが、タクシーが捕まらない。

当然のごとく週末の夜遊び人間が街にあふれ、いくら待てど空車のタクシーはやって来ないというか、そもそもそんなに走っていない。

30分ほど、タクシーを拾おうと可能性がありそうな場所をうろつくが、このサービスの悪さに呆れ、疲れた足を引きづり、永遠の深夜というより、すでに早朝と呼ぶ時間の午前4時にコンコルドから遥か遠いガードレストまで約1時間の徒歩帰宅を強いられる。

車が通る度に振り返るが、タクシーはすべて乗車中。

何でこうなるのと、これならおとなしくホテルでのんびりすればよかったと後悔しながら、ひとり闇夜の巴里の街を周りの人の気配に気を使いながら歩く。

巴里の街は、世田谷区くらいの広さとはいえ、歩けばそこはやっぱり遠い。

大通りには酔っぱらった人や若者がたむろしているが、脇道はさすがに心臓によろしくない。

そもそも恐がりであるうえに、過去色んな国で出くわしたそれなりの恐怖体験が脳裏を横切り、自然と足は速まる情けなさ。

日頃偉そうに言っているわりにはたいした事がないと、自己嫌悪をおみやげにやっとホテルに到着。

ベッドに一直線で、have a good sleep !

最終日とはいえ、思いやられる1日が4時間後には始まる。

反省!