とにかく、とにかく忙しいのひとこと。
まさに貧乏暇なしのお手本のような毎日で、いつになれば少しはゆっくり休暇なんて出来るのか?
やっぱり今年も想定通りの夏休みとはご縁なく、仕事一筋と言わねばならず。
何でこうなるのか、自己分析をすると一番の理由は、やはり12時間の時差があるブラジルと濃厚な仕事交流をスタートしたことで、紛いもない事実。
日付が変わるまで仕事をするのは日常茶飯事で、現状の生活は単調な毎日の繰り返しで、刺激が欲しい今日この頃。
更に23年のキャリアがまったく役に立たないほど、絶不調?といっていいほど、海外との貿易葛藤に悩まされる毎日で、どうしようもないくらいのフラストレーション指数は記録更新中。
忙しさにかまかけて、ただただ暑さだけを感じる、夏ならではを感じることさえ忘れがち。
夏の風物詩も、唯一セミの鳴き声が、朝、窓を開けた時に聞こえてくるくらいで、どうにも冴えない。
ふと1987年に公開された監督リンゼイ・アンダーソンの『8月の鯨 』という映画を神田神保町の岩波ホールにまで観に行った記憶がよみがえる。
記憶の中のストーリーはかなり曖昧だが、毎年8月におとずれる鯨を待ちわびる海辺の小高い丘に暮らす老女姉妹をリリアン・ギッシュとベティ・デイヴィスが演じる。
当時、大人気だったこの映画。
ただ淡々と時が流れる単調な生活の中に、人間としての本来の自然な姿があったような気がする。
気がつけば、お盆も終わり、今夏はお墓参りをさぼってしまった。
合掌