Festival del Cinema Italiano | Ready Steady Go!

Ready Steady Go!

Season Concept
   ~ London Eye ~

今年もこの連休中にやって来て、本日1日から始まったイタリアンフィルムフェスティバル。

フェリーニ監督の81/2がプレミア上映されるとある。

ビデオラックから、カビが生えているかもしれないくらい古いビデオを取り出してみる。

フェリーニ監督、マルチェロ・マストロヤンニ主演のこの映画は、『道』、『甘い生活』などと同じく60年代の傑作。

フェリーニ監督が産まれたアドリア海に面したリミニは、夏は観光客がわんさと訪れる白い砂浜が永遠に続くリゾート地。

過去、仕事の合間に一度だけリミニを訪れた事がありますが、リミニからアドリア海を南下してマルケ州のアンコーナ、チビタノーヴァ、シローロ、ヌマーナ、ペスカーラと180キロに及ぶアドリア海沿岸のビーチの方が雰囲気が好きで、何度も訪れた懐かしさが蘇ります。

ヴァカンス客が訪れるリゾートビーチより、規模は小さくてもローカルなひとで賑わっているヌマーナやシローロは、ヨーロッパの優秀ビーチリゾート”の栄光に輝く「ブルー・フラッグ Bandiere Blu」の認定を受けていて、こじんまりとしたホワイトサンドの個性的なビーチ。

最近は仕事上スペインやブラジルに行く事が増えて、イタリア訪問はここ数年ご無沙汰ですが、以前もお伝えしたアドリア海沿岸の魚貝類中心のレストランのメニューは、ローカル色豊かで東京では味わえないほど新鮮でボリューム感があり、手頃なワインでも抜群の雰囲気を演出してくれる。

食文化に留まらず、当時のファッション文化、芸術文化は魅力があり過ぎ、この国から得るものは数知れず、そして抜群に刺激を与えてくれる。

ラテンの血は濃く、彼らの持つ陽気な国民性は何かにつけて憧れる。

モノクロの映像の中で、今は亡き若き頃の名優マルチェロ・マストロヤンニの輝きは、永遠。

in May、 1年のなかで最高に心地いい季節/5月がスタートです。

cheers