マップで見ると近いが、歩くととてつもなく遠いラスベガスの街。
巨大ホテルの中を歩き回り、不慣れな地理に戸惑いながら、何とかたどり着いた展示会場でエギジビターエントランスパスをもらうため、melissaのスタッフの携帯に電話するがつながらない。
初日の朝の9時なのに、すでに多くのバイヤーが列をなしていて、早く入場しなければ、また来るのが遅いとお叱りを受ける危険性がある。
彼らのブラジルの携帯番号へ掛けるが、ポルトガル語のアナウンスで何を言っているか意味不明?
20分後にやっと入場出来て、メリッサのブースに向かい、昨年パリで会ったアメリカのエージェントのミッシェル&チャールズ夫婦とそのスタッフにセイハロー。
10時間の展示会場の様子と目に入って来たアメリカのファッションに付いては、日を改めてご報告します。
さて、展示会も終了時間の19時に近づき今晩のディナーの話で盛り上がるが、前回パリで約束していた日本食を食べ損ねたとmelissaのファビアナのリクエストもあり、和食に決定するが、どこが旨いレストランなのか知るはずもなく、ガイドブックに載っていたホテルフラミンゴ内にある浜田に落ち着く。
予約なしで、歩いて20分ほどで到着して中に入るが、お客さんは全員展示会で来ていそうな雰囲気の日本人ばかり。
パリのジャパニーズレストランのほとんどがアジア人が経営しているゆえ、彼らはその事情をよく理解していて、ここは美味しんだろうなと念を押されるが、和装の日本人のおばちゃんがメニューを持って来てくれて、雰囲気的には大丈夫そう。
melissaのジュニアは銘柄まで指定してサッポロビール、ファビアナはウーロン茶、ニューヨークからやって来ているミッシェル&チャールズはレストラン・ノブにも通う和食通で、日本酒、それも大吟醸?をリクエスト。
残念ながら、大吟醸は取り揃えてなく、ミッシェルは冷酒、旦那のチャールズは熱燗をオーダー。
料理のオーダーは任せるということで、いつも通り外国人が好む枝豆&お新香をおつまみにまずは日本語でカンパイ。
全員寿司&さしみが食べたいということで、寿司天ぷらセットと寿司さしみセットをオーダーするが、ジュニアは納豆が食べたいと日本の朝ご飯のごとくお茶碗にご飯を盛って来てもらい、よくかき混ぜてトッピングしてペロリと旨そうに平らげる姿は、彼の祖先をたどれば、もしかすると日本人かもと思わせるほど日本人舌?
ネバネバでニオイもある納豆はほとんどの外国人は敬遠気味だが、ジュニアは例外。
納豆がOKだったのは、スコットランド人でロンドンで一緒に仕事をしていたこともあるクレッグ以来、ふたり目。
アメリカの食事はファーストフードやステーキなどの大味でボリュームだけは満点の料理が多いから、これほどまで海外で日本食が浸透してヘルシーで旨いと好評なのも分からないでもないが、どれだけ高級なレストランといえども。やはり日本で食べる味に勝るものはないと思う。
寿司カウンターもあることから、まずまずの味に満足げな全員の表情。
時差ボケと疲れもあり、お酒のまわりも早く、ラスベガスの和食タイムは盛大に盛り上がり、22時をもっておひらき。
表に出ると強烈な砂漠特有の冷たい強風が吹き荒れ、日中のポカポカ陽気から一気に冬の気温へ急降下。
薄着で来ているとこの寒さは応えます。
ネオンがギンギンの妖しいラスベガスの夜の誘惑も今晩はパス。
ホテルに直行で Have a good sleep.
cheers.