慌ただしく時間だけが過ぎてゆく。
明日からパリ&ロンドン出張だというのに,とにかく時間が足りない。
私より超多忙なひとはこの世の中、星の数ほどいるわけだけれど、単に時間の使い方をもっと工夫をして要領よく、こなすべきなのかも、、、、、、
こんなとき誰でもが思うキャパシティが欲しいわけだが、そう簡単に理想に近い夢のような現実は宝くじに当たるくらいあり得ない話とほぼ諦めの心理が襲ってくる。
でも、キャパシティがあればこなせる仕事内容が目の前にあり、チヤンスではあるが、いかんせん現状をみると????????????????????
もしかすると作業実務を能力と錯覚している感もあり、本来の求められている能力とは何なのかすら、理解出来ていないのかもしれない。
ここが人間の賢さの分岐点で、評価とは内容と結果がすべてで途中経過の作業ではないのである。
我々ファッションの職種に求められるものは、ひとことでいうと感性/センス。
これも10人いれば10通りあるわけで、自分であると思えばあることになってしまう悲しい現実。
実際、本物を持ち合わせている人はごくわずかな一握りであり、私が求めるセンスとは、ファツションだけに限らず、日常の行動や発言すべてに頭のてっぺんから足のつま先までどれくらい繊細に意識を持っているか?
それくらいの繊細さが必要だと思うが、仕事でいう繊細さとは出来るということが大前提で、それ以外はただ単に自分に都合がいい神経質ということばが当てはまるような気がする。
繊細さと神経質は近いようでまったく意味は別ものと考えるが、繊細さは質がよく、仕事にもプラスに作用するが、神経質はほとんどマイナスに作用して、いい結果を生まない、仕事にはただ厄介な代物。
どうすれば、この繊細さが身に付くか?
これは意識の問題で人にどう思われたいかではなく、自分の価値観をどう設定して、レベルアップを目指すかだと思う。
旅の準備も終わり、1時にはベッドに入ったがなかなか寝付けなかった昨晩。
旅を前日に控え、だからと言ってワクワクしたはずもないが、おそらく最近やたら出現するハイエナたちのせいで神経が高まっているのかも?????
3時からやっていたNHKテレビ番組で経済発展を遂げる中国の上海&南京の大都市で富裕族と貧困層の実生活レポート。
共産国家でありながら、変化し続ける中国経済には、北京オリンピックを間近に控え、数年後には日本経済を脅かす、それどころか追い抜いてしまう脅威すら感じられる今日。
しかし、10億人の人口を抱える中国には、これとは裏腹に数々の大問題が蓄積しているのも事実だし、画面で観た富裕族の人たちがフェラーリやベントレーなどの高級車を乗り回し、ガードマン&室内プール付きでヨーロッパから輸入した家具や内装の高級住宅に住んでいる姿に違和感を感じたのも事実。
この人たちの実業家としての実力はすばらしく、確かに富みは得ていますが、自国のブランドがなく世界的に評価されていないということと天安門広場にフェラーリはどこか場違いのように映ってしまう。
ヨーロッパの町並みにはマッチする高級車も中国でみると、それは、、、、、、、、、、、、
センスとは高級なものを買うことと単に身に付けることではなく、自分の姿がビジュアル的にどう写っているかを意識して、誰にもまねされない個性/オリジナリティと自分を過大評価しない見極める視野を持つことが、センスを磨く一番の近道なように思います。
あくまでも素質があってのことですが、、、、、、、、、、
世界的にみてアジア人はまだまだルックス的に見劣りするし、日本人も十八番/おはこの流行りものやブランドものだけを意識して、購入して終わっている人がほとんどのように思います。
感性/センスを身につけるためには、言葉だけの似非ではない、本物の繊細さが要求されるのです。
6時半には目覚め、バタついた朝を迎え、これから成田に向かいます。
Cheers.