昨日の話の前に書き込んでいたのを忘れていて、順番が逆になったけれど再びパリ行きの機内に巻き戻しますが、ご勘弁を。
さて、2時間ほど微睡んだような眠りから目が覚めて、歯磨き後、狭い満席の機内を散歩でリフレッシュ、そして機内フィルムでプログラムから選んだのは、1973年、映画Papillon/パピヨンは150分の長丁場。
ストーリーは30年代の今では信じられない過酷なフランスの囚人たちの実話にもとずく。
パピヨン役のSteve McQueen/スティーブ・マックィーンとドガ役のDustin Hoffman/ダスティン・ホフマンの2人が抜群の演技に時間はあっという間に過ぎて行く。
途中、何かしらの用事でクルーの人がやって来るが、別に美しさ?に見とれている訳ではないが、なぜかいつも一時停止ボタンを押すのを忘れてしまうから、わずかに進行してしまい見逃した場面をもう一度と、その度に巻き戻すという何とも間抜けな自分に呆れてしまう。
ほぼ定刻に到着したパリはかなり涼しくて快適というか、東京の蒸し暑さからやってくると寒いくらいだ。
イミグレーションもスムースに通過、以前までは預けていたマイ・ラゲージもメタル素材のため、ターンテーブルに乗せないで別に荷車?で持って来てくれていたから、いつも引き取るのがかなり遅かったのだけれども、今回はターンテーブルからパリでは珍しくかなり早く登場して、成田のツキはまだ健在か?
4ヶ月ぶりのパリは夏時間で日が長く、ホテルに着くまでの道中も明るい分だけ気分が癒される。
ホテルにチェックイン後、とりあえず近所のスーパーに食料と飲み物の買い出しに。
日本時間ですでに日付が変わった午前3時半。
シャワーを浴びる気力もなく、缶ビール1本ですでにまぶたが重く、気が付けば電気も付けっぱなしで眠ってしまっている。
深夜2時過ぎに一度目が覚めてしまい、からだの疲れとは逆に体内時計は日本時間の午前9時のままで、眠らなければと思えば思うほど、ますます神経が高ぶってしまい、思い通りにならないからだに出したくなくても、無意識にため息がもれてしまう。
いつまでも気は若いつもりでも、毎回の長旅に肉体的な老い?は少なからず認めざるを得ない現実にひとりホテルの部屋で切ない気分がおそって来る。
真っ暗なままで部屋の窓を開け、ひんやりとした爽やかな風が入り込んできて、ぼんやりと夜空を眺めているうちにまた眠りについたのでした。
パリの初日の夜はとりたたて特別何もなかったけれど、強いて言えば時差ボケだけとは縁が切れず毎回の友。
これも職業病?と諦め、明日からの展示会に精を出します。
All the best.