Swan Chairs | Ready Steady Go!

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Season Concept
   ~ London Eye ~


外国為替レートが今と違って円高でハッピー気分な1990年代、ロンドンに行くたびにオークションやファニチャーショップを覗いて、アンユージャルなプロダクトを探したものです。

運が良い時は、偶然、自然とそういうものに出逢うから不思議です。

それに引き換え、最近の為替は♥アタックになるくらい円安/ユーロ&ポンド高で買い物どころの話ではなく、スーパーマーケットの日用品でさえ高値に感じて、完璧に封印状態。

ここしばらくは、冬眠といったところか???

会社の狭い倉庫に眠っているARNE JACBSEN/アーネ・ジャコブセンのSwan Chairs/スワン・チェア。

一時期はショールームで使用していたが、手狭になったので今はラッピングしてほこりをかぶっている。

北欧デンマーク・コペンハーゲンのラディソンSASロイヤルホテルの全体の設計・デザインに携わったARNE JACOBSEN/アーネ・ジャコブセンがホテルのロビー用としてデザインしたSwan Chairs.

言葉通り、白鳥のかたちを彷彿させる曲線だけの美しいフォルムからのネーミングです。

このSwan Chairs,1958年生まれと同い年で同級生なのも何かの縁?

レザーで黒か明るい茶色は数も多くあり、ヨーロッパではよく見かけていたが、ファッションにしても何にしてもブラック嫌い?の自分には残念ながら購入するまでにはいたらない日々が続く。

ファッションコーディネートでブラウンが似合うようになれば、ホンマもの?とまったく持って勝手な私感。

ブラウン好きではあるが、薄茶色も微妙に納得出来ず、お気に召さない色目でレザーの質感も微妙に納得いかず、ずっ~とお預けが続いておりました。

もちろん、レプリカやリプロダクションものにはまったく興味がなく、永遠にレザーの2色以外に出逢えることはもうないかもとほぼ諦めていた時に、ロンドンの某所でそれは待っていたのです。

その当時、ウエストロンドンのそこは、市内で一番好きなエリアで公私共々、頻繁に足を運ぶ、まさにパワースポット的な存在。

それでも、2000年という一番最近の買い物で為替は、円安になりつつある時で数日悩んだ上で購入したペアのミッドブラウンのSwan Chairs.


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後にも先にも、この色を見たことはない。

これを最後に後藤田流のロンドンでのスペシャルファニチャー買い物ツアーは、The end.

仕事も含め、円安が恨めしい随分とおとなしい今日この頃。

All the best.