一応、今日は父の日。
それでも、デパートなどは商戦として、消費者に対してアピールはしているけれど、世間一般的には、その認知度は、かなり希薄なように感じてしまう。
父親に感謝を表す日は、1910年、アメリカのJ.B.ドット夫人が、男手ひとつ育ててくれた父親の誕生月6月に礼拝を牧師教会に嘆願して始まったらしい。
泣ける話ではあるが、母は強しで母の日ほど一般的な行事ではないと書かれている。
海外にいると紳士的な振る舞いのレディーファーストと現実的なかかあ天下は紙一重、かなり微妙な境界線ではないのだろうか?と感じる。
この広い世界で万国共通であろう女性は強し、更に母親は強し。
せっかくの父の日だから、哀愁漂う父親像にまさにぴったりの最近テレビCMで流れているサントリーウイスキー/オールドの娘と父親のやりとり。
『人生、おいしくなってきた』のコピー通り、世間一般的な父娘関係をしんみり味わえるおいしいCMです。
1950年生まれの 『THE SUNTRY OLD/ザ・サントリー・オールド』
70年代後半、飲みに行けば、必ずお店のボトルキープ棚に並んでいたことが思い出されます。
お客さんがマジックでサインしたこのオールドのボトルが主役だった当時の懐かしさを父の日に引っ掛けて、『時代がいかに変わろうが、サントリーオールドの想いは今も変わりません』のコピーが好きです。
74年、『サントリーがある、顔がある、男がいる、女がいる、明日がある、サントリーがある』
79年、開高健が出演した『オールド飲んで、オールドボーイズ。オールド飲んでハッピーボーイズ』
94年、長塚京三が出演した『OLD IS NEW/課長の背中見るの好きなんです』
チビチビとロックグラスで久々にウイスキーも良いかもしれない。
Cheers.