後藤田にしてはめずらしく、先週日曜日に引き続き2週連続で部屋の洋服の整理を勤しみました。
何でと言うくらい洋服にまみれで部屋の足の踏み場が毎シーズン狭まってきてしまいスペース確保の限界に重い腰をあげたのでした。
自分でもどこに何があるのか把握出来けなく、片付けていると奥底から出てくるアイテムにこんなのも持っていたのだと完璧に忘れている物も結構多くあります。
捨てる物は捨てていかないと洋服の山は上にはもう行かず、崩れるばかりの状態は自分でもお手上げ。
でも、根っからの貧乏性が大きな原因だ。
買わなければいいのに、過去に買ったかどうかさえも忘れてしまっていて好みは昔も今もほぼ同じだから同じ物が袋に入ったままあるとか、新品のまま忘れられているのもあり、勿体無い限りで反省です。
こんな状態だから、捨てなければスペースは空かず、最近はほとんど洋服を買っておりません。
仕事柄、毎シーズン新作を先駆けて見ますが、いけない事とは感じつつ、心がワクワクしてこない時も実はあり、長い年月の中で熱くなる時と冷めてしまっている時の繰り返しですね。
その波長/サイクルは何を基準に起こっているのか自分でもよく分かりませんが、元来の熱しやすく冷めやすい性格が災いしているのかも、きっと。
ワクワクしてる時は、不思議な事に探さなくても自然といい物が自分の元にやって来て出逢うのです。
最近は、ワクワクレベルはかなり低く海外で見るコレクションやショップでも熱はあまり上がらないのが本音です。
欲しい物に出逢わないそんな感じです。
それでも、根本的なオシャレとコ-ディネートは好きなわけだからだから、店でもレディースのコレクションを見る機会が増え、自分が着れないから余計レディースに興味が湧きます。
と言っても決して女装に興味がある訳ではありません。
あくまでも仕事として、もし自分が女性ならこんなコーディネートをしてみたいと思った物を見たり、どうしても欲しい物は買ってタンスの中に出番なく眠っている物もあります。
時々、タンスから出して眺めて、これを見つけた自分の感覚に惚れ惚れしてる変態的な癖?も持ち合わせているのでした。
ホントは秘密でしたが、私のファッションセンスと感性への意識は自己表現と自己満足なわけだから、
他人の評価ももちろん意識しますが、ここまでくると他人の意見とかどう思われているかは全く気にならなくなったし、ヨーロッパ人的に個性=他人にまね出来ない、真似されないオシャレこそが後藤田の原点だとまったく自己中心的で平気になりましたね。
誰かに着ているブランドを当てられるのが嫌だし、通りで同じ物を着ている人とすれ違うのも許せない
頑固で好かれない性格とこだわりですね。
だから逆にブランドへのこだわりは全く無く、悟られたくないし人に気付かれたくない為、ブランドタグを取ってしまう事もあります。
こうして長年海外で体得した感性を大事にあくまでも個性=オリジナリティーこそがオシャレの基本だと声を大にして、私らしくファッションをこれからも楽しみ、日本人的流行りにちょっぴり逆らって行きます。
来週からの合同展示会を控え、いつものごとくフラストレーションが溜まっていて発散の場としてみなさんにいつもこの話題を押し付けてしまい申し訳ありません。
最後までおつき合いしてくれてありがとうございました。
桜が咲きかけ、一番日本らしい自然の美しさを来週からやってくる海外組にどのように自慢してやろう?/味合わせてあげようと今から頭を悩ましているのでした。
おやすみなさい。