ようこそ 嵐庵へ! 15 | 嵐好き・まるの ブログ

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まるです。

Over50の葉担櫻葉erです。
徒然におはなしを書き、投げ込んであります。
基本は読み手。
色々なブログに顔を出しては、叫ばせていただいております。

どうぞよろしくお願いいたします^ ^


 あ、あ〜あっ。

よくわからないまま、伸びをする。

くっ。
頭 痛い。

腰も痛い。


ここ、どこだ?



きょろきょろと周りを見渡す。
旅館の和室の畳の上。

近くに転がるのは、
昨日初めて会った シェアハウスの同居人。
松本さん。大野さん。二宮さん。


そっか。
俺。

5号室の松本さんの部屋に連れてこられて、
酔い潰れて、
このまま畳の上で寝ちゃったんだ。


うう。

畳の目がほっぺたに残ってるのを、
さすさすと、
触りながら、


起き上がって、
ベランダに出る。




ざわざわざわ。


木々の音が優しく俺の耳に届く。



ああ。いい天気。
著名人が密会に使ってたと言うだけあって、
瀟洒な作りの小宿は、
自然に囲まれてさわやかな朝が楽しめる。



「はぁぁ。いい空気だ。」



思いっきり伸びをすると、





「あ、新しいイケメンよ。」

「どれ?どれ?」





え?
あれ?どっからか声がする。



なになに?


ベランダからきょろきょろと見渡すと、
さっきまでは気がつかなかったけど、
山の高台の方に、
こちらに向けて宿がある。



「あっ。こっちみた。
きゃぁぁ。」


「ねぇねぇ。あそこの部屋って、
松潤の部屋よね。

もしかしたら、
お持ち帰りかしら?」


「やだぁぁ。
松潤はマスターとくっついてほしいぃ。」



今度ははっきり聞こえた。

の、覗きかっ!



ばたん。


ベランダから慌てて部屋に逃げ帰って、
ベランダのサッシを音を立てて閉める。




「な、なに?
あれ?」


 
びっくりしてると、

「えっ。翔さん。
聞いてないの?」


松潤が、目を見開いた。




⭐︎つづく⭐︎