えっと。
ええっと。
その。
いいのか。俺。
今日会ったばかりだぞ?
管理人さんだぞ?
これからずっと一緒に暮らすってのに、
こんなことしてやばくないか?
かんっ。かんっ。かん。
頭の中が火事のときの消防車みたいに、
激しく警鐘を鳴らすのに。
身体に行き渡るのは気持ちよさ。
甘い疼き。
もっと欲しくなる衝動。
はぅ。
やべ。
このまま、
もっと、このまま行っちゃおうか。
雅紀を軽く抱きしめて、
目を開けると、
にーっこり。
そこには、
超特大のひまわりみたいな爽やかな笑顔。
「翔ちゃん。
お誕生日プレゼント気に入った?」
「へっ。
どういうこと?」
口から出た思いもがけない言葉に、
正直な気持ちが口からほとばしる。
「くふふ。
あのね。
一緒に住んでるみんなが、
『誕生日プレゼント、何がいいっ?』って聞いたら、
僕のキスがいいって言うから。
みんなは、
これで満足してくれたみたいだから、
そうしたんだけど。
だめ?
お気に召さなかったら、
なんか違うもの考えるけど?
ダメだった?」
くぅ。
ああ。
もうっっっ。
これはもうっ。
この環境の十分な聞き取りと分析。
それに対する対応策が必要だぁぁ。
売れない作家の俺だが、
それだからこそ、
時間だけはいっぱいある。
この俺が、
この難攻不落な管理人さんを
攻略させてもらうっ!
俺のハートにめらめらと火がついた。
⭐︎つづく⭐︎
!
?
いきなり書いて突っ込んでおきます。
忘れちゃいそうなんだもん。
この話。
「やらなきゃいけない。」
っていう気持ちよりは、
「書きたいっ。
書いて読んでもらいたいっ。」
ていう気持ちで暴走してます。
書けなくなったら、
そこで終了です。
こんな暴走機関車だけど、
よろしくです。