Lucky ⭐︎ Man 3 | 嵐好き・まるの ブログ

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まるです。

Over50の葉担櫻葉erです。
徒然におはなしを書き、投げ込んであります。
基本は読み手。
色々なブログに顔を出しては、叫ばせていただいております。

どうぞよろしくお願いいたします^ ^





はたして。


翔ちゃんと下に降りて、

部屋にいた かあさんに報告すると、


「えっ。すごいじゃない。あなたっ!
K大よ?あのK大っ。


今日、何食べたいっ?
櫻井さんも一緒に来てね。
今日、お祝いよっ!」

と、半分パニックになり、


父さんに電話すると、

「おおっ。うちからK大生が出るのかぁ。
すごいなぁっ!」

しみじみ喜んでくれた。




そんな大騒ぎの我が家を後にして、
大学のクイズ研究会に向かうと、
みんなが心配そうに迎えてくれる。



「どうだった?」


おそるおそる覗き込む先輩たちの顔に向かって、


ぶいっ。

思い切りVサインをすると、


「やったぁ!」
「うちのミラクルボーイ。やってくれたぁ!」
「これで、うちのK大クイ研も、
有望な新人がはいってくるぞー。」


先輩たちがハイタッチでよろこんでくれる。


その中、
ぼふ。

問題分析班の二宮さんが、
俺の頭を叩く。


「よくやった。」

二宮さんは、俺の入試用に一問一答集を作ってくれた人。


「ありがとうございます。
二宮さんのおかげです。
山もばっちり当たりました。」


ふかぶかとお辞儀をすると、


「ばかやろ。この二宮様に当てられない問題はない。

それより、
次はこれだ。
ちゃんとやっとけよ。」


俺にまた、一問一答の問題集を渡すと、
翔ちゃんに話しかける。


「じゃ、翔さん。
これから、こいつ。
プロジェクトの一員でいいですね?」


翔ちゃんが、
「あたりまえだ。」

と、にやりと笑った。



⭐︎つづく⭐︎