福井の旅⑥:1億年前にタイムスリップ!”恐竜博物館” | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

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全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1209カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1197カ所ですから、まだまだ旅は続きます。

今回も道の駅ではありませんが

福井県立恐竜博物館 に観光で立ち寄りました。

 

 

 

北陸道から ”中部縦貫自動車道” に進路を取り、”勝山IC” で下りて一般道を15分ほどです。

駐車場は1200台分ほどあります。

 

車ではないとすれば、”えちぜん鉄道 勝山永平寺線” で福井と勝山間を「恐竜列車」というのが走っており、それを使えば勝山駅から専用バスで15分です。

 

今年3月に北陸新幹線が延伸したことで、今年のゴールデンウイークは大幅に来場者が増えたとテレビで報道していましたね!

 

 

恐竜のタマゴをイメージした銀色の建物が二つあります。

中央奥にあるのが本館で、右手のタマゴは新館です。

 

建築家黒川紀章氏による建物で、2023年7月に新館を増築してリニューアルされました。

 

左手にカラフルな恐竜がいますね!

 

 

 

これは ”レインボーザウルス” といい、高さは16mあります。

 

イタリア人のアレッサンドロ・メンディーニ氏のデザインで、元々は2000年7月に開催された「恐竜エキスポふくい2000」でシンボルモニュメントとして製作されたものです。

2018年3月にここ恐竜博物館で復活しました。

 

 

ここは ”世界三大恐竜博物館” の一つで、あとの2カ所はカナダと中国にあります。

 

福井県は日本で特に恐竜化石の発掘が多い地域ですが、例えば国内で発見された新種恐竜11種のうち、半数以上がここ福井県で発掘されています。

 

 

 

これが本館のエントランスです。

入り口に見たことのあるヒト(?)がいます。

 

 

先ほど東尋坊で出会った恐竜くんですね!

でも、胸のところに 「恐竜博士」と名札がついています。

偉いひと(?)だったのか・・!(笑)

 

 

この恐竜博物館ですが、基本的にはWEBで事前予約が必要です。

でもこの日は平日だったので、当日券券売機でチケットを購入することができました。

 

今年のゴールデンウイークなどは早くから予約が埋まったということですから、土日祝日に行かれる方は必ず事前予約したほうが無難だと思います。

 

 

 

エントランスからゲートを通って入場すると、そこはこの建物の3階です。

ここからこの長いエスカレーターで、一気に地下1階のダイノストリートまで下ります。

 

このエスカレーターを別の方向から見てみましょう。

 

 

 

 

随分と長いエスカレーターだということがお分かりかと思います。

一気に地下1階まで下りて、そこからは見学しながらスロープで上の階に上がります。

 

エレベーターはありますが、上りのエスカレーターはありません。

 

地下に下りて、最初に私たちを出迎えてくれるのがこの ”ティラノザウルス” です。

 

 

 

 

こんなのと目が合ったら体がすくんでしまいますよね!

 

実はこのティラノザウルスの周囲3カ所に ”目線が合う場所” が作られており、それに合わせてロボット恐竜は動いているのだそうです。

 

 

ここ本館は、B1、1階、2階の3つのフロアが ”常設展示室” で、これは 「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」の3つのゾーンに分かれています。

 

恐竜の世界には50体の恐竜全身骨格が展示されており、そのうち10体についてはレプリカではなく実物の化石なのだそうです。

展示物のいくつかをご覧いただきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは最初にご紹介した恐竜のタマゴをイメージした巨大な建物の中に各階がありますが、柱は1本もない大空間です。

 

周囲に設置されたスロープを上りながら見学するのですが、上の階から下の階を見下ろすこともできます。

 

 

 

 

 

 

少し小型の恐竜ロボットもいました。

名前がわからないけど、愛嬌のある顔をしています。

 

 

本館の展示を一通り見て回ったところで、”新館” のほうへ行ってみました。

新館は1階から3階までですが、3階のフロアからエスカレーターで下りてゆきます。

 

 

上りと下りのエスカレーターの間に巨大な柱が立っていて、そこに恐竜が配置されています。

 

実はこれ「恐竜の塔」 と名付けられたモニュメントで、福井で新種として発見された5種の恐竜と1種の鳥類が実物大で縦に並べられたものです。

 

 

 

この一番下の大きな恐竜が ”フクイティタン・ニッポネンシス” というように 大半は「フクイ」の名前がついています。

一つだけ例外で、”コシサウルス・カツヤマ”「カツヤマ」がついたのがあります。

 

ちなみに昨年(2023年)秋にもうひとつ新種が発見され、恐竜は6種となりました。

これらはこの恐竜博物館から5kmほどさかのぼった発掘地からすべて発見されています。

 

 

この新館には、もう一つすごい施設がありました。

それがこちらです。

 

 

これは、”3面ダイノシアター” といいます。

 

現代からタイムスリップして1億2千万年前の ”白亜紀” の世界にワープするもので、空を怪鳥が飛び、目の前で恐竜同士の戦いが繰り広げられる、迫力満点のシアターです。

 

 

 

 

 

最後に、本館、新館をあわせたフロアマップを掲載しておきます。

実際には、発掘体験などができる野外恐竜博物館をはじめ、もっとたくさんの施設があります。

 

私たちは途中のレストランでの食事も含め、3時間近くも滞在してしまいました。

 

 

この日の訪問はわずか3カ所だけでしたが、とても充実していました。

この後再び武生に戻り、越前たけふの道の駅で買い物を済ませ、ホテルに戻りました。

 

 

 

※本日走ったルート(googleタイムラインによる自動記録)
 この日の走行距離は181km(累計走行距離611km)
 福井県 → 石川県 → 福井県