2日目の最後の目的地は道の駅ではありません。
信州花フェスタ「国立アルプスあづみの公園」 にやってきました。
今回の旅行に出発する少し前に、ある雑誌で 『信州花フェスタ2019』 の特集記事を見ました。
開催期間は今年の4月25日から6月16日までですから、ちょうど私の旅行日程に重なります。
これがそのパンフレットなのですが、会場は主に3カ所あります。
メイン会場になるのは 『長野県松本平広域公園(通称:信州スカイパーク)』 といい、これは松本空港に隣接しています。
サブ会場が 『国営アルプスあづみの公園』 なのですが、このあづみの公園というのは2カ所あって、ひとつが 『堀金・穂高地区』 (安曇野会場)であり、もうひとつは 『大町・松川地区』(大町会場) です。
この中で私の2日目のルートで最も都合が良いのは 『国営アルプスあづみの公園・堀金穂高地区』 なので、これを最後の立ち寄り先にしたのです。
これがサブ会場のパンフレットです。
私が憧れたのは、この中央に写っている写真です。
残雪の残る北アルプスを背景に咲く38万本のチューリップ畑で、私が最初に見た雑誌にも同じような素晴らしい絶景が掲載されていました。
安曇野付近に来ると、高速道路からも一般道でもこのような残雪の北アルプスが見えてきます。
この付近、過去2回くらい来た時は雨か曇りでまともに北アルプスを眺めていないので今回は感激したのですが、この会場に行けば見ごたえのある写真が撮れると期待していました。
道の駅いくさかの郷から40分で会場に到着しました。
途中には見ごたえのある北アルプスの風景がありました。
広い駐車場は満車に近く、少し離れた場所に停めてまずは会場の入り口へ!
これがメインゲートとなる中央口です。
ここでちょっと気になるものを見ました。
写真には撮っていませんが、『チューリップは終わりました』 という張り紙です。
そして到着したこの時間は、4時20分です。
会場は5時までなのです。
急いでチケットを買いゲートへ行くと、係の女性が 「5時までですからほとんど時間がありませんよ!」
「15分前までには戻ってください」 と念を押されてしまいました。
ということは実質30分もないことになります。
それでも、渾身の写真が撮れれば、と期待して公園に入ります。
この 『国営アルプスあづみの公園』 は、“田園文化ゾーン” と “里山文化ゾーン” の二つに分かれており、その広さは前者が47ha、後者が49haあります。
ですから今私がいる田園文化ゾーンだけでも、ちょうど東京ドーム10個分となります。
渡された園内マップを見ながら、まずは一番近い “展望テラス” を目指してみました。
途中にはご覧のような、連続した滝が流れています。
まもなく展望テラスに到着!
展望テラスから見えるのはご覧のような風景で、どこにも花畑はありません。
それに背後に見える山並みは北アルプスではありません。
よくわからないまま、エレベーターで下に下りてみました。
しばらく歩いてみたけど水辺にあやめが咲いているだけで期待していたような風景は現れません。
案内マップに “段々花畑” という文字を見つけ、一旦ゲート付近に戻りそちらを目指しました。
しかしうっそうとした林が続くだけ!
途中見つけた看板がこれで、どうやらこの方角が北アルプスのようです。
確かにこの写真のような山が見えます。
夕暮れのこの時間、この方角だと霞んだ山しか見えません。
そうこうしていると、スピーカーから蛍の光のメロディーとともに 『閉館時間が近づきましたので、速やかい戻ってください』 といったアナウンスが流れてきました。
結局、期待した花畑にも北アルプスの絶景にも巡り合わず、空振りに終わりました。
考えてみれば東京ドーム10個分の公園を30分弱で見て回ろうというのが無謀ですね!(^^;)
最初の張り紙にあったように、チューリップは多分終わっていただろうし、時期も時間も遅すぎた、ということなのでしょう。
この日の宿泊は大きく戻って諏訪湖湖畔のビジネスホテルです。
1時間10分ほどで到着しました。
明日からは長野県南部を巡ります。
※2日目に走ったルート(google mapの自動記録)