5日目になり、最初に向かったのは
道の駅ましこ です。
前日泊まった “ホテルルートイン真岡” からは、距離でわずか10km程しか離れていません。
このホテルは3年ほど前に北関東方面を回った際、2度泊まったことがあるので今回が3回目です。
そういえば、今回の旅で5泊したうち、3泊は以前にも泊ったことのあるホテルです。
道の駅に到着したのが8時50分なので、開店の9時までに10分程あります。
5日目のこの日も青空が広がり見事な晴天です。
今回の旅行で猪苗代で雪に遭った以外は、これまでとっても良い天気に恵まれました。
お店が開くまでの間、周囲を歩き回って写真を撮りまくりました。
ここは昨年(2016年)10月15日にオープンしたので、まだ半年くらいです。
建物は “山脈” をイメージしているのでしょうか、とっても斬新なデザインです。
ここは “栃木県芳賀郡益子町” ですが、“益子” といえば当然 “益子焼” が有名ですね。
益子焼は江戸時代末期に大塚啓三郎がこの地に窯を開いたのが始まりといわれ、良質の陶土を産出すること、大市場である東京に近いことから一大産地として発展してきました。
益子の土はきめが粗く粘り気が少ないことから、作品は肉厚で耐火性が強く、素朴、民芸的な魅力が特徴といわれています。
現在窯元は約250か所、陶器店は50店あるそうです。
ようやく開店の時間になりました。
平日というのにたくさんの人たちが並んでいます。
9時ちょうどに入り口が開き、中に入ると無理やり買い物かごを渡されました。(笑)
ご覧のように中は、マーケット、レストラン、ホールなどがあります。
外観も斬新でしたが、店舗内もとってもユニークで、特に天井に特徴があります。
すべて木材を使って、しかもデザインが大胆ですから、ちょっと感動しました。
それにスーパーのように店舗がごちゃごちゃしておらず、商品の配置にゆとりがあります。
この道の駅の特徴のひとつとして、案内所に “地域コンシェルジュ” を置いていることがあります。
コンシェルジュは普通の観光案内だけでなく、益子町への移住、定住の相談窓口にもなっているのです。
更に、道の駅のオープンスペースの貸し出し、観光のためのレンタサイクルの貸し出しもここで行っています。
先ほどの案内図にあった “ホール” には、益子焼の作品がかなりのスペースを使って展示・販売されていました。
作品なので無断で写真撮影はできず離れた場所からの1枚だけですが、とっても魅力的です。
益子焼はもともと水がめ、土瓶、鉢といった日用品としての道具が主流だったのですが、ここに並んだ作品を見ると、新しい、現代的な感性で作られたものも増えています。
益子の陶芸家も、ベテランから若手までさまざまということですから、更に斬新な作風が生まれるだろうと思います。
陶器は割れてはいけないので買いませんでしたが、ここで私が買った土産はこちらです。
ここ益子町にお住いの陶芸家柴田宋休さんの詩画集です。
2012年にNHKの特集で放映されてから全国的に反響を呼んだ方で、シンプルなことばと絵で人としての生き方、心の持ち方が描かれています。
たくさんの種類がありましたが、私はこの1冊を選びました。
レジで支払いをするとき、店員さんが 「この本はとってもいいですよ!私も毎日見て元気をもらっているんです!」 と話してくれました。
さて次は、一度行ったことのある栃木県内の道の駅を、2カ所程まわります。